絵画「朝陽と紅葉の木々」
絵画「朝陽と紅葉の木々」 絵と文 井上晴雄
冷え込んだ夜が明け、山の端から朝陽がのぼってきた。木々の隙間からまばゆい光が差し込み、それを浴びたモミジの枝葉がシルエットとなって幻想的に浮かびあがっている。
その光景を見て気持ちも明るくなった。暗がりが一瞬にして光あふれる明るい空間に変わる。そんな朝陽の持つエネルギーを表現してみた。
ふと足を止めてみると、日常には光がおりなす綺麗な風景がたくさん広がっている。
しかし、普段意識しなければ、私たちはそれらに気付かず過ぎ去ってしまう。ただ、
それらをひとつでも多く見つけ感謝の気持ちを捧げることが、日々を喜びあるものにするように思える。
晩秋のやさしい光にふれながら、ときに足をとどめそんな景色をひとつでも多くみつけてみたいと思う。
(絵画「朝陽と紅葉の木々」 絵と文 井上晴雄)














