絵画「夕陽ヶ浦海岸の夕陽」

「夕日ヶ浦海岸の夕陽」

 

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京都府北部に位置する丹後半島は天女の羽衣伝説はじめ、歴史と伝承が織りなす地。海と山に囲まれ、神の箱庭とも称される一帯を歩くと何かに守られているような感覚さえ覚える。

 

京丹後市網野町には約6kmにわたりつづく夕日ヶ浦海岸という海岸がある。白砂青松の海岸で、日本の夕陽百選にも選ばれる夕陽の名所としても知られている。

 

紺碧の海は太陽が水平線に近づくにつれ、ゆっくりとオレンジ色に染まっていく。日本海の荒々しいイメージとは打って変わって穏やかで、まるで時が止まったかのよう。

 

黄金色に輝く海。その光が上空の雲にも反射して神秘的な夕景をつくりだしていった。

 

(F12号水彩「夕陽ヶ浦海岸の夕陽」絵と文 井上晴雄)

Tango Peninsula, located in the northern part of Kyoto Prefecture, is a place that is woven by history and traditions, including the legend of Hagoromo of the Tenme. Surrounded by the sea and mountains, you can even feel as if you are protected by something as you walk around the area called God's miniature garden. In Amino-cho, Kyotango City, there is a coast called Yuhigaura Beach that extends for about 6 km. It is also known as a famous spot for the sunset, which is one of the 100 best sunsets in Japan on the coast of the white sand and green pine trees. The azure sea slowly becomes orange as the sun approaches the horizon. It's calm compared to the rough image of the Sea of ​​Japan, it feels like time has stopped. The golden sea. The light reflected the clouds in the sky and created a mysterious evening scene.

絵画「青海コンテナ埠頭の夜景」~テレコムセンター展望台からの夜景~ 東京都江東区 絵と文:井上晴雄

「 「青海コンテナ埠頭の夜景」~テレコムセンター展望台からの夜景~(絵)井上晴雄
                  青海コンテナ埠頭の夜景」
  
            

 

                                             絵画と文 井上晴雄

 

テレコムセンター展望台の南側には青海コンテナ埠頭が広がっています。青海コンテナ埠頭は昭和60年(1985年)から運用が始まった埠頭で、首都圏を代表する物流拠点のひとつです。国内外からコンテナ船が就航し、コンテナの積み降ろしや保管が行われています。

 

それぞれのコンテナには、電気機器、衣類、パルプ、自動車部品、食品といった産業を支える物資の数々が積まれています。岸壁に並んでる12基のガントリークレーンがそれぞれのコンテナを船から吊りあげ、待機しているトレーラーがそれらを積んで、各地に出発していきます。

 

日が暮れると、青海コンテナ埠頭には、ナトリウム灯が煌々と灯り、景観に一層、あたたかみのある輝きが増していきます。対岸にある羽田空港から離発着する飛行機の明かりも夜空にアクセントを与えます。その産業の躍動を感じさせる力強い夜景を眺めていると、つい時間が経つのを忘れてしまいそうです。

(「青海コンテナふ頭の夜景」絵と文 井上晴雄)  ※当絵画は平成31年3月、テレコムセンタービルに寄贈しました

絵画「 湯郷温泉 ゆ~らぎ橋 鷺の大噴水のライトアップ(岡山県美作市) 」(絵画と文 井上晴雄)


湯郷温泉「ゆ~らぎ橋鷺の大噴水」のライトアップ[岡山県美作市)

                      絵画 井上晴雄

 

湯郷温泉「ゆ~らぎ橋 鷺の大噴水」のライトアップ/岡山県 美作市/絵 井上晴雄(いのうえはるお)
 岡山県の湯郷温泉は静かな山あいにひっそり湯けむりを立てている温泉地だ。その起源は古く平安時代、円仁法師が西国巡礼の折に、白鷺が足の傷を温泉で癒しているのを発見したことに由来する。それから1200余年の年月が流れ、いつしか湯郷温泉は「白鷺の湯」とも呼ばれるようになった。

 

温泉街の南端には、そんな白鷺にちなんだ名所がある。湯郷地区外縁を流れる吉野川に架かる「ゆ~らぎ橋」の大噴水だ。指定された各時刻(※)になると、橋の中央部から約20分間噴水が勢いよく噴き上がる。その高さは歩道橋から約15m、幅は約27mにも及び、ちょうど白鷺が羽を広げたような形をしている。

 

山の端に陽が吸い込まれると、大噴水ではライトアップがはじまる。噴き上がる水には赤、青、黄色を基調にした鮮やかな光が投射され、澄んだ川面にその姿が幻想的に映しだされるのだ。まるで真珠色の白鷺が羽ばたいているかのように美しい光景である。

 

※「ゆ~らぎ橋鷺の大噴水」が噴き上がる時間
10時~、12時~、14時~、15時~、16時~、17時~、18時~、
19時~、20時~、△21時~(△夏季のみ)

 

※「ゆ~らぎ橋鷺の大噴水」がライトアップされる時間
(夏期)19時~、20時~、21時~
(冬季)17時~、18時~、19時~、20時~
(噴水は約20分間。天候や季節によって変更あり)

 

 

(「湯郷温泉ゆーらぎ橋」 絵と文 井上晴雄) ※当絵画は平成26年、湯郷温泉観光案内所 に寄贈しました

絵画「テレコムセンター展望台から東京スカイツリーを遠望」東京都江東区 絵と文:井上晴雄

   
「お台場・テレコムセンター展望台から東京スカイツリーを遠望する」(東京都江東区)

                                           絵と文 井上晴雄
お台場・テレコムセンター展望台から東京スカイツリーを遠望 /絵 井上晴雄

 お台場・テレコムセンター展望台(東京都江東区)から北北東の方角には、有明の高層ビル群が林立している。その先に、東京の空に溶け込むように、顔を出しているのが、東京の新しい顔「東京スカイツリー」である。

 東京スカイツリーは、墨田区押上・業平橋地区にある世界一の高さを誇る自立式電波塔(634m)。「空に向かって伸びる木」がイメージされ、外観は、日本の伝統色である藍白をベースにしたスカイツリーホワイトで仕立てられている。

東京スカイツリーは、五重棟に見られる制振システムを採用するなど、日本の伝統的な建築方法と最先端の技術が融合した造形となっている。地上デジタル放送の充実や携帯端末向けデジタル放送サービスワンセグのエリア拡大など、新しいデジタル放送時代の核としての役割が大いに期待されている。また、東京の新たな産業、観光などの拠点としての注目度も高い。

夜間になると東京スカイツリーは、1995体のLEDによる照明により、ライトアップされる。ライトアップのパターンは主に2パターン。タワー中央部を淡いブルーに照らす「粋」、外周を紫色にライトアップする「雅」だ。東京スカイツリーは、2012年5月22日に開業予定。東武伊勢崎線「業平橋」駅や都営地下鉄浅草線「押上」駅などからのアクセスが便利である。

 

絵画「湯郷温泉からくり時計」(岡山県美作市) (絵と文 井上晴雄)

絵画「湯郷温泉からくり時計」

 

「湯郷温泉からくり時計」(岡山県 美作市)

 

 

 

                       絵画と文 井上晴雄

 

 

 

 湯郷温泉には、情緒ある景観が点在している。温泉街の北側に立つ「からくり時計」はそのひとつだろう。時計台の外観は、常夜灯がイメージされてつくられ、洗練されたムード。高さは7.9m、幅は4.3mを誇る。9~20時の正時には、時計台の上部が開き、伝説の巨人「さんぶ太郎」はじめ、美作ゆかりのキャラクターが次々と登場するのも趣がある。

 

 

 

 2011年7月24日には、サッカーの女子ワールドカップドイツ大会初優勝を記念した凱旋パレードが、このからくり時計台を起点にスタート。人力車に乗り温泉街をゆくMF宮間あや選手(岡山湯郷ベル所属)、GK福元美穂選手(岡山湯郷ベル所属)らに、盛大な拍手と声援が送られた。

 

 

 

 陽がとっぷり暮れると、時計台は仄かな光でライトアップされる。温泉街全体は次第に、しっとり幻想的なムードに包まれていく。 

「湯郷温泉からくり時計」 絵と文 井上晴雄) ※当絵画は平成26年、湯郷温泉観光案内所 に寄贈しました

 

 

 

 

 

地図(岡山県 湯郷温泉)

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絵画「長浜城の景観」[滋賀県長浜市)   絵と文 井上晴雄

     「長浜城の景観」 [滋賀県長浜市)

絵画「長浜城」

     「長浜城の景観」

      絵画と文 井上晴雄

 琵琶湖の水辺の風景に魅せられ、しばしば滋賀県に足を運んできた。JR北陸本線で米原から更に北にあがっていくと、静かに水をたたえる湖の北岸に、長浜というまちがあった。

 長浜はかつて、城下町や宿場町として栄えた。まちなかには紅殻格子の古民家などがひさしを重ね、随所に歴史を感じさせる遺構が点在する。湖畔に広がる豊公園には、長浜のシンボルでもある城もそびえ立つ。かつて羽柴(豊臣)秀吉が立てたとされる長浜城である。秀吉は、織田信長から湖国12万石の領国を与えられ、一国一城の主として、天下人となるための基盤をこの長浜の地で築いた。楽市楽座を実施し、地元の商業活性化にも尽くしたとも伝えられる。ただ、城は、江戸時代に、豊臣家が滅びた折に、廃城となってしまう。それから長い歴史が流れた1983年(昭和58年)のこと、地元の住民たちの熱意により、天守閣が復元された。

 長浜城の天守閣にのぼると、琵琶湖の先に竹生島がかすんで見えた。やわらかい陽に映える琵琶湖の景観は絶景で、やわらかい湖畔の潮の香りに包まれた。

→地図(滋賀県 長浜) 黒壁ロール

(絵画/2010年6月制作/長浜城/滋賀県 長浜市/絵と文 井上晴雄)

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絵画「奈良の夜景(若草山)」      絵と文 井上晴雄

若草山の山頂から奈良の市街地を眺望した夜景は、新日本三大夜景に指定されている。その光景を見たいと思い、私は、春日大社の一角からひとり、山頂へ向かう山道に入った。 

絵画「奈良の夜景(若草山)」

山道はひっそりと静まりかえった太古の世界。杉やシイなどが頭上に茂る春日原生林がつづく。山の陰になっている渓流の脇には、朽ちた大木が、ごろごろ転がり、草の弦やコケなどが覆っていた。 若草山山頂を示す標識を暗がりのなかに見つけたのは、既に陽が山の端に沈んだ後のことだった。  最後の階段を上ると、蒼く暮れなずむ古都の空の下に、まるで星屑のような街の明かりが広がった。 あまりの美しさに、山道を登ってきた苦労など忘れてしまった。なだらかな山の斜面には、草を食む鹿たちの姿。夜景を時折眺めながら草を反芻する鹿たちを見ているうちに、なんだか羨ましくなった。この鹿たちのようになりたいとふと思い、草地の上にごろりと寝そべった。若草山の斜面には、芝生だけではなく、春の草が葉を広げていた。知らないうちに、春がやってきていたのだ。 →地図(奈良県 若草山)

(作品 奈良の夜景(若草山)/2009年5月制作/絵画と文 井上晴雄/奈良県 奈良市)

峠の朝陽(絵画/風景)

絵画「峠の朝陽」/風景 


「峠の朝陽」

        

                    絵と文 井上晴雄

  峰の向こうから、白い朝陽が昇った。眩いばかりの光は、瞬く間に、天空を黄金色に染めあげ、暗闇に沈んだ村々を、希望の光で照らした。

朝陽の美しさに魅了されているうちに、いつしか、心は平安で満ちていた。

 私たちは、太陽そのものにはなれない。

ただ、誰かを大切に思うことはできるかもしれない。

悲しんでいる人に希望を与えることならできるかもしれない。

 朝陽のように、あらゆるものに、優しさを与えること。

いつも笑顔で元気でいること。

 希望の光を与え合えば、いつか平和な世界が

到来するに違いない。
(絵画と文/朝陽/F8号/井上晴雄 絵画 作品/旅/風景)

絵画「大地に昇る朝陽」     (絵と文) 井上晴雄

 

 

絵画「大地に昇る朝陽」/風景

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「大地に昇る朝陽」
 

 

                             絵画と文 井上晴雄 

 

 

 

 

 

 

 

長く厳しい夜が明け、東の空がかすかに藍色に染まってきた。ともするうちに、水平線上から、突然、光が射し込んだまばゆいばかりの朝陽は、またたく間に空気を溶かし、天空を錦色に染めあげた。待ちに待った朝がやってきたのだ。
 人生には絶望の縁に立たされることもある。辛さや悲しさに打ちひしがれることもある。しかしそんなときも、前を向いて歩き続ければ、必ず陽は上がってくる。明るい夜明けは、必ずやってくる。

 

(2008年制作/風景/旅/井上晴雄 絵画 作品集) ※当絵画はオーストラリア日本大使館に寄贈しました

 

 

 

 

 

 

 

絵画「大阪市内夜景(大阪府大阪市/夜景)   絵と文 井上晴雄

 絵画「大阪の夜景」/夜景検定(1級)

「大阪の夜景」            絵と文: 井上晴雄.

大阪のまちに、これだけたくさんの光が灯っているとは知らなかった。まるで銀河のような光の渦を目の前にしたとき、涙がこぼれた。ここは、 大阪の中心地に立つ梅田スカイビルの屋上。   高層ビルが林立する梅田も、鉄道が走る明治時代以前は、寂しい田園地帯であったと伝えられる。明治時代に、神戸や京都に向かう鉄道が開通し、交通の要所となってから、繁華街として発展してきた。   そびえ立つ高層ビル群や百貨店..この壮大な光景を目の前にしたとき、大阪を発展させていこうとした先人たちの壮大な「夢」や熱い「思い」が伝わってきて、心に迫りくる感動を覚えた。 →地図(大阪府 梅田スカイビル) (2007年11月制作/絵画と文 井上晴雄/大阪府大阪市/夜景/F8号)

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