絵画「湯郷温泉からくり時計」(岡山県美作市) (絵と文 井上晴雄)
「湯郷温泉からくり時計」(岡山県 美作市)
絵画と文 井上晴雄
湯郷温泉には、情緒ある景観が点在している。温泉街の北側に立つ「からくり時計」はそのひとつだろう。時計台の外観は、常夜灯がイメージされてつくられ、洗練されたムード。高さは7.9m、幅は4.3mを誇る。9~20時の正時には、時計台の上部が開き、伝説の巨人「さんぶ太郎」はじめ、美作ゆかりのキャラクターが次々と登場するのも趣がある。
2011年7月24日には、サッカーの女子ワールドカップドイツ大会初優勝を記念した凱旋パレードが、このからくり時計台を起点にスタート。人力車に乗り温泉街をゆくMF宮間あや選手(岡山湯郷ベル所属)、GK福元美穂選手(岡山湯郷ベル所属)らに、盛大な拍手と声援が送られた。
陽がとっぷり暮れると、時計台は仄かな光でライトアップされる。温泉街全体は次第に、しっとり幻想的なムードに包まれていく。
(「湯郷温泉からくり時計」 絵と文 井上晴雄) ※当絵画は平成26年、湯郷温泉観光案内所 に寄贈しました
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