新聞での連載コラムがスタートします

2010年1月から、スポーツ報知(関西版)の紙面の一角に、新コーナー「井上晴雄 湯めぐりギャラリー」が誕生。一ヶ月に一回の連載コラムがスタートしました。絵と文で、毎回、温泉地や観光地を紹介していきます。微力ながら、地方の活性化につながればと考えています。応援よろしくお願いします

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連載コラム掲載日は「2010年 2月24日」 です。

※スポーツ報知(関西版)の販売エリアは、北陸、東海、近畿、中国、四国です。

「鷲羽山の夕暮れ」                                                     絵と文 井上晴雄 先日、JR瀬戸大橋線児島駅からバスに揺られ、夕陽の名所として知られる岡山県の鷲羽山に足を運んだ。夕刻まで空は雲で覆われていたものの、第二展望台に上ると、雲の切れ間から西陽が差し込み、海は茜色に染まりはじめた。沖に目を遣ると、雄大な瀬戸大橋と塩飽諸島のシルエットがくっきりと浮かびあがっている。そのダイナミックな光景に圧倒され筆を執った。鷲羽山から見た瀬戸内海に沈む夕日は、「日本の夕日100選」に選定されている。輝く潮の流れには、ゆっくりと漁船が行き交い、まるでときが止まってしまったかのようだ。

<鷲羽山にあるオススメの温泉宿>

鷲羽ハイランドホテル ・・鷲羽山の高台にあり、備讃瀬戸の島々や瀬戸大橋を一望できるお宿。 特に、空中露天風呂からの眺望は絶景。真鯛焼きをはじめ、 瀬戸内海で水揚げされた海の幸を使った料理も充実

鷲羽山下電ホテル ・・目の前は、紺碧の瀬戸内海。行き交う船や瀬戸大橋の景観を 楽しみながら、ゆったりと旅の疲れを癒せるお宿。桟橋からは 遊覧船が発着。海鮮鍋や御造りなど、海鮮料理も美味。

「学校(小豆島・岬の分教場の風景) 絵画と文 井上晴雄

 小豆島は香川県に属し、瀬戸内海に浮かぶ島。温暖な気候のもと、オリーブの栽培や、醤油の生産が盛んな島である。小豆島は、昭和27年(1952年)壺井栄氏が発表した小説「二十四の瞳」の舞台としても知られる。昭和3年(1928年)から終戦翌年までの激動の時代を生きた、大石教導と12人の教え子たちの物語。それから現在までに、60年以上の歳月が流れた。   「二十四の瞳」に登場する「岬の分教場」とはどんな学校だったのだろうか。さまざまな思いを馳せながら、小豆島に足を運んだ。

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 小豆島南部にある安田から「岬の分教場」までは一本道である。自転車で緑のトンネルを抜けていくと、次第に、視界に海が広がってくる。紺碧の海を眺めながら、岬の突端を目指してひた走ってゆくと、オリーブの葉が静かにそよぎ、陽があたたかく海面を照らしていた。

             

 「岬の分教場」は、海のすぐ傍に現存していた。昔ながらの木造の佇まい。建物の中に入ると、暗がりのなかに、黒光りする廊下が続いていた。シーンと静まり返り、ひんやりとしている。ガラガラと、重たい扉を開けて教室に入ると、窓から差し込む、やわらかな光のなかに、古びた椅子と机が並んでいる光景が目に飛び込んできた。懐かしい思い出の数々が甦り、その場を動けなくなった。   

ときが経っても変わらないものがある。学生時代の思い出。それもそのひとつだろう。いつまでも色褪せることなく脳裏に焼きついている。それらを心の宝物として大切にあたためながら、今後も歩んでいきたいと思う。上空を仰ぐと、青空に虹色の雲がゆっくりと流れていた。

(「学校 小豆島 岬の分教場」/国内旅行/旅/風景/絵画/香川県 小豆島)

「井上晴雄.常設個展」公開日のご案内

黒豆の老舗として知られる株式会社かね善様、株式会社丹波の黒太郎様のご支援のもと、「井上晴雄.常設個展」を開催中。モノは溢れているけれど、どこかしら生きにくい現代社会。数年間に渡り、画家 井上晴雄が制作してきた「日本の旅風景」をテーマにした作品(絵画と文)を通して、日本の美しさや、未来への希望を味わっていただければという試みです。美味しい「黒豆菓子の即売会」も同時開催中。もしよろしければ、お立ち寄りください Photo_3

■公開日時・・毎週金曜日です( 10:30~18:30)※井上晴雄は「1月22日(金)」と「2月12 日(金)」と「2月26日(金)」に在廊しています

■場所 大阪市営地下鉄千日前線または今里筋線今里駅4番出口上がってすぐ かね善ビル一階

(たとえば、新大阪駅からお越しの場合、地下鉄御堂筋線なかもず行で なんば駅へ。地下鉄なんば駅で 地下鉄千日前線南巽行に乗り、四駅目が地下鉄今里駅です。地下鉄今里駅四番出口を上がったら、すぐ左手に、かね善ビルがあります。その一階となります。)

唐津の花火大会              絵と文 井上晴雄


 


 唐津は、佐賀県北西部に位置する城下町。旧唐津藩の古い町並みが松浦川に沿ってつづいている。玄界灘を見下ろす小高い山の上には、唐津城がそびえている。今から約400年前、初代唐津藩主、寺沢広高によって築かれた城である。2


 ひぐらしが鳴きやんだ頃、天守閣の向こうから、花火が上りはじめた。そのきらめきを見た人々は一斉に歓声を上げた。次々と咲く、大輪の花々に魅了されているうちに、いつしか私の心は、天空とひとつになっていた。


                             (2009年7月制作/唐津の花火大会/佐賀県 唐津市/夜景鑑賞士 夜景検定)F12

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「古都の朝日(興福寺)」 絵と文 井上晴雄

 

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「古都の朝陽(興福寺)」

                      絵と文 井上晴雄.
  奈良県の興福寺境内
にて。早朝、私はただひとり、夜があけるのを待っていた。昼間は観光客で賑
わっている界隈も、ただしんと静まりかえっていた。気温は低く、かじかんだ手を吐息で温めながら
 ただ朝陽が昇るときを待った。漆黒の闇夜は、いつしか群青色に変化し、月の輪郭がぼんやりと霞
んでくる。

 興福寺は、和銅3年(710年)平城遷都に合わせて、
藤原不比等が 飛鳥の厩坂寺を現在の地に移転し「興福寺」と名付けた寺。以降、現在に至るまで、千三百年の年月が流れることになる。

  数時間が経過したとき、空に無数の鳥たちが舞い踊りはじめた。そのときだった。山の端から 光が差し込んできた。まばゆいばかりの陽の光は、凍った空気や大地を一
気に染めあげ、興福寺の三重塔のシルエットをくっきりと浮かびあがらせた。


 待っていて良かった。震えるような感動がそこにはあった。

 蒼く静まりかえっていた古都に昇った朝陽。悠久の歴史が刻まれた奈良の地には、人の心を落ち着かせ、純粋な感動を、呼び起こす力があるような気がしてならない。千年を超える途方もない年月の痕跡と対峙したとき、日々のせわしなさや 細かいしがらみは、不思議と些事に思えてしまう。古都には、現代社会の尺度では計れない大きなものが秘められているのだろうか。

 2010年、奈良は遷都千三百年を迎える。途方もなく長い年月の節目。歴史の一端に触れ、感動を探しながら、生きていきたいと思う。

2009年3月制作/奈良,遷都1300年,興福寺/奈良県 奈良市/井上晴雄/国内旅行/風景)

「井上晴雄絵画作品集」は、北海道の雑誌「BC札幌(ビジネス版)」に好評連載中です。

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★現在、「井上晴雄.絵画作品集は、北海道の雑誌「BC札幌」の奇数号(ビジネス版)にて、好評、連載中です。

 ⇒次号の「BC札幌」ビジネス版の発売は、4月25日です (※北海道のコンビニエンスストア、書店などで発売されています)  

 ※記事の無断転載はご遠慮ください 

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「東京の夜景」         絵画と文  井上晴雄

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   私が初めて東京に行ったのは10年ほど前のことになる。そのときの東京の印象は華やかそのものだった。縦横無尽に広がる高層ビルの林、政治、文化、科学などが集積している首都。言葉なくして心躍った。
 ただ、それから、東京の印象が少しずつ変わっていくのを感じた。これだけたくさんの人がまちに行き交っているのに、どこか寂しい・・。

 戦後、日本は急速に科学技術や経済を発展させ、高度なものをつくりあげてきた。数字の上では、日本は豊かさを獲得し、先進国の仲間入りをした。しかし、メディアでは見えないところで、生き甲斐を失った若者が路頭に迷っていたり、自殺者数が増加の一途を辿るなど、どこか歪が生じているのも分かってきた。
  そろそろ、「心の豊かさ」を取り戻す時代に入ったのではないかと思う。生産性や効率性を重んじつつも、昔ながらのアナログなもの、たとえば家族や友人とのコミュニケーション、隣人どおしの助け合いなども大切にしていきたい。
  
  ガラス窓越しに、光の渦が視界いっぱいに広がった。無数にきらめく東京の夜景に、しんしんと真白な雪が舞い降りていく。世界中の人々に、幸せの雪が降り積もることを願いキャンバスに向かった。

(2008年12月制作/F10号/「東京の雪」/夜景鑑賞士(夜景検定)/絵画と文 井上晴雄)

「山里の朝」   (絵画/風景)

Shirakawa_1「山里の朝」

絵画と文:井上晴雄。


深く静まり返った山里の朝 

水面に映りだした合掌民家は

 
春の息吹を添えて 

ただ凛として 佇んでいた 

 

(絵画と文/井上晴雄 作品集./水彩画/色紙サイズ/2007年3月制作/風景)

□東海地方の旅行ガイドはコチラから

大阪市内夜景(絵画/夜景)   絵画と文 井上晴雄

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「大阪の夜景」            絵と文 井上晴雄. 大阪のまちに、これだけたくさんの光が灯っているとは知らなかった。まるで銀河のような光の渦を目の前にしたとき、涙がこぼれた。ここは、 大阪の中心地に立つ梅田スカイビルの屋上。   高層ビルが林立する梅田も、鉄道が走る明治時代以前は、寂しい田園地帯であったと伝えられる。明治時代に、神戸や京都に向かう鉄道が開通し、交通の要所となってから、繁華街として発展してきた。   そびえ立つ高層ビル群や百貨店..この壮大な光景を目の前にしたとき、大阪を発展させていこうとした先人たちの壮大な「夢」や熱い「思い」が伝わってきて、心に迫りくる感動を覚えた。 (2007年11月制作/夜景鑑賞士(夜景検定)一級/絵画と文 井上晴雄/夜景/F8号)

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室生寺

012 (F8号/アクリル)

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