絵画「SL北びわこ号と蕎麦畑」

 

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昭和50年に国鉄からSLは一度消滅したが、その旅情を再びと、近年観光列車としてSLの復活運転をしている地域も増えている。

そのひとつが滋賀県の米原駅~木之本駅間を結ぶSL北びわこ号である。

SL北びわこ号は米原駅を後にすると、伊吹山を東に望む琵琶湖畔を北上していく。姉川や小谷城跡など戦国武将の夢の跡が点在する山々に汽笛を響かせ、河毛駅を過ぎると窓外には、畑一面がまるで白い絨毯のような風景が広がった。

蕎麦の花畑である。白い花弁をつけた可憐な蕎麦の花々が畑一面。その風景を見下ろしながら、SLは煙を吐きながら力強く走り過ぎ去っていった。

新しく利便性の高いものが重宝される時代、古いものは時代とともになくなっていくが、心のどこかに大切にしまっておきたいと思った。

初夏の農村風景(高島市畑地区の風景) 絵と文 井上晴雄

初夏の農村風景(高島市畑地区の風景) 
                                    絵と文 井上晴雄

 

初夏の緑が映える季節になった。先日、琵琶湖西北部、比良山系の山すそに高島市畑地区というエリアに足を運んだ。

 

JR湖西線の近江高島駅から路線バスに揺られること30分余、終点の畑バス停で下車すると、鳥のさえずりだけが谷あいにこだましていた。木陰にたたずむ古い看板をたよりに急な坂道をのぼっていくと、山斜面に重なるように、明るい棚田が現れた。

 

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畑地区一帯には標高300m~400mにかけて350枚もの田園が、すり鉢状に連なっているのだという。

水路には透きとおった水が流れ、風が吹くたびにどこからともなく花の甘い香りが漂ってきた。
視界はさまざまな緑色。若草色、薄緑、深緑、鮮緑、鶯色、萌黄色、浅緑・・それらが折り重なりあいながら繊細な空間をつくりだし、そのなかに古風な民家が点在していた。草木はまるで今この瞬間を生きることを喜ぶように葉をいっぱいに広げている。

 

 

 

都会の喧騒から離れた、ゆったり過ぎゆく農村のひととき。そんな、すべてをやさしく包み込んでくれるような穏やかな季節がいつまでもつづけばいいのにと思った。

 

 

 

 

 

               (「初夏の農村風景~高島市畑地区の風景 」絵と文 井上晴雄)

田植えの風景(近江高島畑地区)

「田植えの風景(」近江高島畑地区)

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深い緑に囲まれた山斜面には水を張った田んぼが連なっていた。あたたかい陽光、澄んだ水の音、鳥のさえずり、風のそよぎ、伸びる草木・・そこには農作業に励む人々も見える。さまざまないのちが躍動する里山の風景。私も自然がつくりだす風景のようにあるがままに生き、日々のなかにちいさな感動を多く見つけていければいいなと思う。

絵画「田植え時期の白川郷」

新緑が美しい季節になった。若葉がいっせいに芽吹き、生命力にあふれる季節。白川郷には、江戸時代築の建築物を中心に、古い茅葺き屋根の家屋が一帯に立ち並ぶ集落。

絵画 世界遺産 茅葺き 白川郷 井上晴雄img_35432_3

合掌造りと呼ばれる手を重ねたようなその急こう配の屋根の形状も独特。その昔ながらの風景を今に残している白川郷は、ユネスコの世界文化遺産にも登録されている。

そこには伝統を継承してきた人々の生活も息づいている。生け垣や水路、そして水が張られた田んぼには苗が植えられ、その鏡のような水面には、古い茅葺屋根の家屋を映しだしていた。

植えられた苗は、根を張り、葉を茂らせ、実を結んでいくことだろう。私もあるがままに生き、今日もひとつでも多くの感動を見つけていきたいと思う。

(絵画「田植え時期の白川郷」絵と文 井上晴雄)

絵画「湯郷温泉の風景~」(岡山県美作市) 絵と文 井上晴雄

絵画「大山展望台にて/湯郷温泉」

 

 

 

        「湯郷温泉風景」(大山展望台にて岡山県美作市     
                         絵画 井上晴雄
 

 

岡山の湯郷温泉は静かな山あいにひっそり湯けむりを立てている温泉地である。その起源は古く平安時代、円仁法師が西国巡礼の折に、白鷺が足の傷を温泉で癒しているのを発見したことに由来する。

 

 

 

それから1200余年の年月が流れ、現在は界隈に12軒の温泉宿が点在し、旬の素材をつかった会席料理や「美肌づくりの湯」と称されるしっとりした温泉で人気を集めている。

 

 

 

温泉街の北部は「健康リゾート」として注目されているエリア。サッカー、ラグビー、ゴルフ、テニスなど、1年を通してさまざまなスポーツを楽しめる設備も整っている。

 

湯郷温泉は豊かな自然に囲まれており、桜、紅葉、雪景色など巡る四季の変遷に応じて旅人に訪れるたびの感動を与えてくれる。

 

(「湯郷温泉の風景」 絵と文 井上晴雄) ※当絵画は平成26年、湯郷温泉観光案内所 に寄贈しました

 

 

 

 

 

絵画「懐かしの片上鉄道」 絵と文 井上晴雄

懐かしの片上鉄道」   岡山県久米郡美咲町(旧柵原町)

        絵画と文 井上晴雄     絵画「懐かしの片山鉄道/風景」 大正年間、片上鉄道が開業。瀬戸内海に面する、備前市の片上駅と、山間部にある柵原駅間の約34kmを結び、活躍していた。終点の柵原には鉱山があり、採れた硫化鉄鉱を運搬する役割も担っていた。 しかし、昭和から平成の世となり、鉱山の産出量が減ったことや、沿線で過疎化が進んだことなど、さまざまな要因が重なり、惜しまれながらも、1991年に廃線となった。片上鉄道が線路から姿を消してから、もう20年近い年月が経つ。当時、この車両が、たくさんの人や鉱石を乗せて行き来していた姿を想像すると、何とも言葉にできない気持ちになった。絵描きができることはごく限られている。ただ、せめて、その歴史の痕跡を僅かでも、残させていただきたいと思い、筆を執った。 (2010年8月制作/「懐かしの片上電鉄」/岡山県久米郡美咲町(旧柵原町)/風景画/水彩/作品 絵画(風景画)と文 井上晴雄)

※現在、岡山県久米郡美咲町(旧柵原町)にある、柵原ふれあい鉱山公園内に、片上鉄道の車両が保存されている。
■中国地方の観光情報

絵画「唐津の花火大会」 佐賀県唐津市     絵と文 井上晴雄

絵画「唐津の花火大会」(佐賀県唐津市)                絵と文 井上晴雄

 唐津は、佐賀県北西部に位置する城下町。旧唐津藩の古い町並みが松浦川に沿ってつづいている。玄界灘を見下ろす小高い山の上には、唐津城がそびえている。今から約400年前、初代唐津藩主、寺沢広高によって築かれた城である。絵画「唐津の花火」

 ひぐらしが鳴きやんだ頃、天守閣の向こうから、花火が上りはじめた。そのきらめきを見た人々は一斉に歓声を上げた。次々と咲く、大輪の花々に魅了されているうちに、いつしか私の心は、天空とひとつになっていた。

(作品:2009年7月制作/F12号/唐津の花火大会/佐賀県 唐津市/絵と文:井上晴雄)

・花火の見える宿

・唐津の観光情報

絵画「黒潮の夜明け」  絵と文:井上晴雄

絵画「黒潮の夜明け」/風景


高くそびえる黒潮の向こうから 輝く朝陽が差し込んだ

人生は一度きり 

 過ぎゆく一日一日に感謝して

  一分一秒 大切に過ごしたい

「黒潮の夜明け」絵画と文:井上晴雄。
         
 季節は初冬。私は南国に向かうフェリーに揺られて
いた。寒々とした突風が甲板に吹きつけ、船は、
海のなかに今にも飲み込まれるかのように揺れていた。
どこまでも深い暗闇に激しい水しぶきが立ちあがり、
身震いがした。ただ、そのときを待った。
 明朝、東の空がかすかに藍色に染まってきた。
そのときだった。水平線上から、突然、光が射し込んだ
まばゆいばかりの朝陽は、またたく間に空気を溶かし、天空を錦色に
染めあげた。うねる波はくっきりと姿を現わし、滑らか
にキラキラと輝きはじめた。待ちに待った朝がやって
きたのだ。
 人生には 絶望の縁に立たされることもある。辛さや
悲しさに打ちひしがれることもある。しかしそんなとき
も、舵をこぎづつけ、ときを待てば 必ず陽は上がって
くる。明るい夜明けは、必ずやってくる。

(作品 絵と文:井上晴雄./F8号/2007年6月制作/絵画 海のある風景)

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井上晴雄の絵画を使った銘菓「黒豆ラングドシャ」好評発売中です

井上晴雄の絵画を使った銘菓「黒豆ラングドシャ」好評発売中です

井上晴雄の絵画「黒豆畑と青空」が 、チョコレート菓子「黒豆ラングドシャ」のパッケージになりました。黒豆の粉をまぶしたビスケット風の生地に、ほんのり甘いミルクチョコレートが入っているお菓子です。

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お菓子のフタを開けたら、内パッケージに印刷されている当絵画が現れるようになっています。黒豆畑の風景を描いた絵画を眺めながら、お菓子の美味しさをゆっくりと味わっていただければという、思いを込めています。

以下、「黒豆ラングドシャ」を販売している実店舗です(2013年7月現在)





・荒湯観光センター(新温泉町 土産屋)
・株式会社井筒屋(新温泉町・旅館)
・株式会社朝野屋(新温泉町・旅館)
・但馬牧場公園(新温泉町・施設)
・ハートイン福知山(京都府福知山市・キヨスク)
・株式会社ドライブインやくの(京都府福知山市・ドライブイン)
・株式会社フレッシュあさご(兵庫県朝来市・道の駅)
・株式会社HOTEL KOSHO(兵庫県豊岡市・ホテル)
・ドライブインやまがた屋(京都府・ドライブイン)

   (以上 敬称略)

(販売元)但馬寿 遊月亭

お台場の夜景名所×井上晴雄絵画

お台場にあるテレコムセンター」21階展望台は「日本夜景遺産」に登録されている東京随一の夜景名所。展望台内では 展望台内では井上晴雄による絵画作品の一部をご覧いただけます。お台場観光の折にはぜひご来館ください

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(展望台入場料)大人500円・子供300円
(休み)月曜(月曜が休日の日は営業、翌営業日休)
(営業時間)15~21時(土日は11~21時)※最終入場は20:30
(アクセス)新交通ゆりかもめ「テレコムセンター駅」直結(新橋駅から約20分) 
(場所)東京都江東区青海2丁目5-10テレコムセンター 地図はこちら 

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