絵画「高台寺臥龍池と紅葉の木々」

絵画「高台寺臥龍池と紅葉の木々」
  
                          

 

                                    絵と文 井上晴雄

 

高台寺は春は桜、秋は紅葉の名所として知られる臨済宗建仁寺派の寺院。10月下旬~12月上旬には夜間拝観が行われ、訪れた日はライトアップされた幻想的な境内を楽しむことができた。

 

高台寺が建てられたのは慶長11年(1606)のこと。豊臣秀吉の正室にあたる北政所ねねが秀吉を弔うために建てたと伝えられている。

 

 

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紅葉に覆われた台所坂を進むと、広大な敷地内には、枯山水の回遊式庭園や竹林、重要文化財の堂宇などが次々とあらわれる。

 

重要文化財指定の開山堂と霊屋を結ぶ一角には臥龍池と呼ばれる小さな池が広がっている。その池畔であまりの美しさに足を止めた。

 

赤に黄色にと染まったモミジの木々が両側から押し寄せ、まるで鏡のような臥龍池の水面に静かに映しだされていたのだ。

 

モミジの木々の繊細な色彩と澄んだ池の水がつくりだす幽玄の世界。その空間を自分なりに絵画で表現してみた。

 

 (2018年制作 F10号 「高台寺臥龍池と紅葉の木々」 井上晴雄)

 

 

 

綾部山梅林とお地蔵さんの風景

「綾部山梅林とお地蔵さんの風景」                     絵と文 井上晴雄

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うららかな春の訪れになった。兵庫県たつの市にある綾部山梅林である。 綾部山梅林は西日本随一の梅の名所として知られる観光スポットで、24haにも及ぶ広大な敷地内に、山裾を中心に2万本もの梅が植えられている。 路線バスを降りてゲートをくぐると、なだらかな傾斜地に満開の梅の花々が出迎えてくれた。 土産屋が立ち並ぶ一角を抜け坂道をのぼっていくと、木々の隙間からは、海や瀬戸内の島々も見えてくる。茶屋へ至る遊歩道の一角には、一体のちいさなお地蔵さんが立っていた。パンジーやスイセンの花が手前に植わり、その先には梅の花々が一面に広がっている。 お地蔵さんの表情が穏やかで、まるで春の訪れを楽しんでいるように見えた。

絵画「佛隆寺の千年桜」

「佛隆寺の千年桜」  絵と文 井上晴雄   

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佛隆寺は奈良県宇陀市榛原にある古刹。嘉祥3年(850)に弘法大師の高弟堅恵が創建したとされる寺で、門前につづく石段の途中には、桜は古木が立っている。その樹齢は900年と奈良県最古の一本桜だと言われている。 近鉄榛原駅から曽爾高原方面へ向かう路線バスに揺られ、高井バス停で下車した。杉木立が両側につづく山坂道を40分ほど上がっていくと、段々畑の向こうに、大きな桜の木が立っているのが目に飛び込んできた。 樹高16m、周囲7.5mという圧倒的な存在感。風が吹くたびに花びらが大地に散り舞い降りていく。その伝わってくる生命力を自分なりに絵に表現した。

絵画 「渓谷の朝」 兵庫県宍粟市 絵と文:井上晴雄

絵画「渓谷の風景」 

                   「渓谷の朝」兵庫県宍粟市 

                           絵と文 井上晴雄.

 兵庫県揖保川の上流は、ゴロゴロとした岩場がつづく深い山のなかだった。瀬音が、渓谷に絶え間なく響きわたり、そこにはエメラルドグリーンに澄んだ水が、白い飛沫をあげながら流れていた。

陽が昇るにつれ、渓谷に、朝陽が差し込みはじめた。やわらかな光が川面を照らし、万物の生命が躍動しはじめる

  途方もなく長いときをかけて磨かれた、自然界の姿。寸分の狂いもなく、到底、人間では及びつきそうにない神秘的な空間。風が吹けば、木々がなびき、水はただ、一心に海に向かって流れていく。

そこには、一切の欲もない。

私たちは、自然に育まれそのなかで学ぶことが多くあるものだ。そのリズムのなかに身を任せながら 社会に善をもたらす人になりたいと思った。

(2008年制作/「渓谷の朝」/ハリマ農協(兵庫県一宮町)所蔵/絵と文 井上晴雄.)

絵画「関門海峡の夜景」 山口県下関市     絵と文 井上晴雄

「関門海峡の夜景」(~下関から北九州へとつづくまちあかり~)                                                      

                                    

黒く茂る木々の隙間から、星屑のようなまち明かりが広がった。紫色に染まる空の下には、雄大な関門海峡大橋が座り、その上には、絶え間なく車が行き交っていた。海峡には、ゆっくり往来する一艘の船。海岸に沿って埠頭の灯りが点滅し、下関の市街地の背後には、北九州市の明かりが横たわっている。こんな夜遅い時間なのにまちは動いていた。    人間の一生は、街の歴史からしたら短くはかない。ただそんななかでも、ひとつでも多くの感動を積み重ねて生きていきたいと思う。

絵画「関門海峡の夜景」

(山口県 下関市/「関門海峡の夜」 /作品 絵画と文 井上晴雄/夜景鑑賞士(夜景検定)/風景)

→地図(山口県 下関)

絵画「奈良の夜景(若草山)」      絵と文 井上晴雄

若草山の山頂から奈良の市街地を眺望した夜景は、新日本三大夜景に指定されている。その光景を見たいと思い、私は、春日大社の一角からひとり、山頂へ向かう山道に入った。 

絵画「奈良の夜景(若草山)」

山道はひっそりと静まりかえった太古の世界。杉やシイなどが頭上に茂る春日原生林がつづく。山の陰になっている渓流の脇には、朽ちた大木が、ごろごろ転がり、草の弦やコケなどが覆っていた。 若草山山頂を示す標識を暗がりのなかに見つけたのは、既に陽が山の端に沈んだ後のことだった。  最後の階段を上ると、蒼く暮れなずむ古都の空の下に、まるで星屑のような街の明かりが広がった。 あまりの美しさに、山道を登ってきた苦労など忘れてしまった。なだらかな山の斜面には、草を食む鹿たちの姿。夜景を時折眺めながら草を反芻する鹿たちを見ているうちに、なんだか羨ましくなった。この鹿たちのようになりたいとふと思い、草地の上にごろりと寝そべった。若草山の斜面には、芝生だけではなく、春の草が葉を広げていた。知らないうちに、春がやってきていたのだ。 →地図(奈良県 若草山)

(作品 奈良の夜景(若草山)/2009年5月制作/絵画と文 井上晴雄/奈良県 奈良市)

峠の朝陽(絵画/風景)

絵画「峠の朝陽」/風景 


「峠の朝陽」

        

                    絵と文 井上晴雄

  峰の向こうから、白い朝陽が昇った。眩いばかりの光は、瞬く間に、天空を黄金色に染めあげ、暗闇に沈んだ村々を、希望の光で照らした。

朝陽の美しさに魅了されているうちに、いつしか、心は平安で満ちていた。

 私たちは、太陽そのものにはなれない。

ただ、誰かを大切に思うことはできるかもしれない。

悲しんでいる人に希望を与えることならできるかもしれない。

 朝陽のように、あらゆるものに、優しさを与えること。

いつも笑顔で元気でいること。

 希望の光を与え合えば、いつか平和な世界が

到来するに違いない。
(絵画と文/朝陽/F8号/井上晴雄 絵画 作品/旅/風景)

井上晴雄の絵画を使った銘菓「黒豆ラングドシャ」好評発売中です

井上晴雄の絵画を使った銘菓「黒豆ラングドシャ」好評発売中です

井上晴雄の絵画「黒豆畑と青空」が 、チョコレート菓子「黒豆ラングドシャ」のパッケージになりました。黒豆の粉をまぶしたビスケット風の生地に、ほんのり甘いミルクチョコレートが入っているお菓子です。

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お菓子のフタを開けたら、内パッケージに印刷されている当絵画が現れるようになっています。黒豆畑の風景を描いた絵画を眺めながら、お菓子の美味しさをゆっくりと味わっていただければという、思いを込めています。

以下、「黒豆ラングドシャ」を販売している実店舗です(2013年7月現在)





・荒湯観光センター(新温泉町 土産屋)
・株式会社井筒屋(新温泉町・旅館)
・株式会社朝野屋(新温泉町・旅館)
・但馬牧場公園(新温泉町・施設)
・ハートイン福知山(京都府福知山市・キヨスク)
・株式会社ドライブインやくの(京都府福知山市・ドライブイン)
・株式会社フレッシュあさご(兵庫県朝来市・道の駅)
・株式会社HOTEL KOSHO(兵庫県豊岡市・ホテル)
・ドライブインやまがた屋(京都府・ドライブイン)

   (以上 敬称略)

(販売元)但馬寿 遊月亭

お台場の夜景名所×井上晴雄絵画

お台場にあるテレコムセンター」21階展望台は「日本夜景遺産」に登録されている東京随一の夜景名所。展望台内では 展望台内では井上晴雄による絵画作品の一部をご覧いただけます。お台場観光の折にはぜひご来館ください

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(展望台入場料)大人500円・子供300円
(休み)月曜(月曜が休日の日は営業、翌営業日休)
(営業時間)15~21時(土日は11~21時)※最終入場は20:30
(アクセス)新交通ゆりかもめ「テレコムセンター駅」直結(新橋駅から約20分) 
(場所)東京都江東区青海2丁目5-10テレコムセンター 地図はこちら 

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