絵画「笠岡港まつり花火大会の夜」

「笠岡港まつり花火大会の夜」 (絵画と文 井上晴雄)

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笠岡市は岡山県西南部に位置する港町。


瀬戸内海に面し、沖には大小30余りもの島々が浮かぶ。


毎年夏に開催される笠岡港まつりを締めくくるのが、笠岡港まつり花火大会である。

島々のあかりが海面にポツポツ灯る静かな夕暮れ。


笠岡湾干拓東堤防より、ドンドンと花火が打ちあがりはじめた。


仕掛けスターマインや大玉花火の打ち上げ・・響き渡る音と共に、さまざまな色彩が、真夏の夜空を彩っていき、港に停泊する漁船のシルエットが浮かび上がる。


その真夏の祭典には人々の願いや祈りや夢が込められているように感じた。


※笠岡港まつり花火大会は、2016年は7月30日(土)20~21時に開催予定。JR山陽本線笠岡駅から徒歩10分(山陽道笠岡ICより笠岡方面へ車約10分)打ち上げ数 約5000発


(「笠岡港まつり花火大会の夜」 絵と文 井上晴雄)

8月6日と広島電鉄の路面電車(絵画と文 井上晴雄)

「8月6日と広島電鉄の路面電車」(絵と文 井上晴雄) 

数年ぶりに広島を訪れた。大都市の多くでは昭和30年代からのモータリゼーションの波を受け路面電車は消滅したが、広島市では健在だ。

広島駅電停から広島電鉄の路面電車にゴトゴト揺られ、近代化された街並みをゆくこと約20分。原爆ドーム前電停で降車すると、緑に囲まれ立つ原爆ドームを前に人々が手を合わせていた。原爆ドームのある現在の平和記念公園一帯は、かつては賑やかな繁華街だったと聞く。呉服屋や料亭、映画館などが連なり、たくさんの笑顔が行き交っていたのだという。

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しかし、ときは194586日午前815分、広島上空より米軍のB-29爆撃機エノラ・ゲイが原子爆弾を投下しその風景は一変した。白閃光とともに強烈な爆風と衝撃波が起き、まちは焦土と化し多くの尊い命が失われた。現在の原爆ドームにあたる広島県産業奨励館はレンガ壁と天井ドームの鉄骨を残して崩れ去った。

 

そのとき、広島電鉄の路面電車はラッシュ時だった。爆心地付近を走行中の車両は全焼大破。支柱は倒壊し全線不通となった。そんな絶望的な状況のなか、広島電鉄の社員らは、人や物資を運ばねばならないという使命感のもと懸命に復旧作業を進めた。そして被爆から3日後、一部区間での復旧運転に奇跡的にこぎつけた。荒廃したまちを馴染ある路面電車が走るさまを見て、市民は大いに勇気づけられたという。

 

それから70年余りのときが流れた2016527日、オバマ大統領が米国の現職大統領として初めて平和記念公園に訪れた。そして、原爆死没者慰霊碑に献花し哀悼の意を示した。歴史的な一歩だと多くの歓迎の声が上がった。

核兵器のない平和な世界を築いていくには時間がかかるかもしれない。ただ、広島の歴史を各々が知り、想像力を養いながらそれを未来に伝えていくことで実現できる日が来ると信じたい。復興のシンボルとして市民を勇気づけてきた広島電鉄の路面電車。今日もたくさんの人々を乗せ、広島市内を力強く走りつづけている。

   (「86日と広島電鉄の路面電車」 絵画と文 井上晴雄/『旅の眼124号』掲載

「津山 鶴山公園の桜」 絵画と文 井上晴雄

         

             「津山 鶴山公園の桜」 

                                絵と文 井上晴雄
3月も半ばになりました。寒波もやや遠のき、日本列島でもちらほら桜が咲きはじめました。桜といえば春を象徴する花。その華やかさと可憐さはいつの時代にも私達に幸福感や心の平安を与えてくれます。



桜を美しく鑑賞できる観光名所のひとつとして、先日、岡山県津山市にある鶴山公園の桜の絵画(添付画像)を描きました。鶴山公園は、「日本さくら名所100選」のひとつにも選ばれている西日本随一の桜の名所です。

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岡山駅からJR津山線のディーゼルカーに揺られ1時間半ほど。
終点の津山駅を降り立つと、城下町の風情が随所に残る古い町並みが広がります。
吉井川を渡り10分ほどまちなかを北へ歩くと、鶴山公園(津山城)の石垣が見えてきます。
津山城は慶長8年(1603年)に入封した初代津山藩主・森忠政公が城の築城に着手。約13年の歳月をかけて完成した平山城です。
完成当時の津山城は、天守閣や城門ほか80棟以上を擁する壮大な規模の城郭だったと伝えられています。
ところが、明治6年(1973年)に廃城令によって津山城は取り壊しに。まるで迷路のように連なる石垣と礎石が残されることになりました。2005年には城内最大規模を誇った備中櫓が再現されて往時の趣が加わり現在に至ります。
毎年、桜の時期(4月上旬~中旬)になると、雄大にそびえ立つ石垣を背景に、ソメイヨシノの花々がまるで雲海のごとく咲き誇ります。そして、その先にそびえる津山城跡の備中櫓がその歴史の深さを伝えてくれます。
(※鶴山公園の2016年の桜の見ごろは4月上旬から4月中旬です)
<津山城跡 DATA>
(交通)
JR津山駅より徒歩約10分
中国道津山ICから国道53号経由,
約15分。
(営業時間)
・8:40~17:00(10月~3月)
・7:30~22:00(さくらまつり期間中)
・8:40~19:00(4月~9月)、
(休み)無休
(料金)大人300円/中学生以下無料
(駐車場)あり
(ライトアップ)18:00~22:00(2016年4月上旬~中旬)
※詳細は現地の観光協会等にご確認下さい
■井上晴雄 絵画作品URL http://haruo-inoue.tea-nifty.com

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宮本武蔵駅のある智頭急行を行く

「宮本武蔵駅のある智頭急行を行く」

                     絵と文 井上晴雄

 全国には珍しい駅名がいろいろあるが、岡山県には宮本武蔵駅という歴史的人物の名を冠した駅がある。付近が剣豪・宮本武蔵のふるさとだと伝わることから名づけられた駅だ。宮本武蔵駅があるのは兵庫県の上郡から鳥取県の智頭に至る智頭急行智頭線の沿線。岡山県の北東部に広がる美作市に位置する。

 

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ある晴れた日の昼下がり、JR山陽本線の電車で兵庫県赤穂郡の上郡駅まで出て智頭急行の普通列車に乗り込んだ。青色と白色をベースにした一両編成の気動車はトンネルを貫きながら千種川に沿う山間をゴトゴト北上していく。平成6年(1994年)に開通した智頭急行は全長56.1kmの第三セクターの鉄道である。連なる山々の間に広がる田園や小さな集落を映しだしながら、星空がきれいなまち佐用町を過ぎると列車は岡山県美作市に入っていく。

 

上郡駅から40分ほど列車に揺られ到着した宮本武蔵駅は小さな無人駅だった。裏山には山水が澄んだ音を立て、田畑のわきには紫陽花がピンク色に水色に染め競っている。宮本武蔵駅で途中下車し15分ほど南にのびる道をたどると「武蔵の里」と称される一帯にたどり着く。天正12年(1584年)に生まれた宮本武蔵はその長閑な山里で幼少期を過ごしたと伝えられている。界隈には宮本武蔵生誕地記念碑や生家跡、二刀流を編み出したとされる讃甘神社など武蔵ゆかりの史跡が多く残されていた。

 

宮本武蔵駅を出ると智頭急行の列車は因幡街道をなぞりながら大原宿の最寄駅である大原駅へと向かう。因幡街道の宿場町として発展した大原は、なまこ壁や虫籠窓の町家が並ぶ往時の風情を色濃く残すまちだ。鳥取県に入り、駅がピンク色で恋が叶うとされる恋山形駅を出ると終点の智頭駅までは6kmほど。智頭駅はかつて鳥取県最大級の宿場町として栄えた智頭宿の最寄駅。因幡街道と備前街道が合流する地にある智頭宿には杉玉を下げた古い家々が連なりこちらもまた味わい深い。

(智頭急行と宮本武蔵駅 絵と文 井上晴雄/『旅の眼122号』掲載)

秋の田園風景(岡山県新庄村) 絵と文 井上晴雄

「秋の田園風景」(岡山県新庄村の風景) 絵と文 井上晴雄

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岡山県新庄村は鳥取県との県境に近い村である。人口は900人ほどと、岡山県内の自治体のなかでは最小の村。豊かな緑と清流に彩られている美しい景観が村の随所に展開する。
岡山県新庄村の特産物はヒメノモチ。ヒメノモチは、同村の全域で栽培されている餅米で、餅やオカキにして食す。昼夜の気温差と清流あってこそうまれるこの餅米は豊かな風味を含み美味
黄金色に染まる田園の向こうには、出雲街道ものびる。
重層な石州瓦を構えた古き民家が連なり、かつて本陣・宿場町として栄えた往時を感じることをできた。新庄村の中心部までは、JR中国勝山駅から真庭市コミュニティバス40分ほど。

絵画「懐かしの片上鉄道」 絵と文 井上晴雄

懐かしの片上鉄道」   岡山県久米郡美咲町(旧柵原町)

        絵画と文 井上晴雄     絵画「懐かしの片山鉄道/風景」 大正年間、片上鉄道が開業。瀬戸内海に面する、備前市の片上駅と、山間部にある柵原駅間の約34kmを結び、活躍していた。終点の柵原には鉱山があり、採れた硫化鉄鉱を運搬する役割も担っていた。 しかし、昭和から平成の世となり、鉱山の産出量が減ったことや、沿線で過疎化が進んだことなど、さまざまな要因が重なり、惜しまれながらも、1991年に廃線となった。片上鉄道が線路から姿を消してから、もう20年近い年月が経つ。当時、この車両が、たくさんの人や鉱石を乗せて行き来していた姿を想像すると、何とも言葉にできない気持ちになった。絵描きができることはごく限られている。ただ、せめて、その歴史の痕跡を僅かでも、残させていただきたいと思い、筆を執った。 (2010年8月制作/「懐かしの片上電鉄」/岡山県久米郡美咲町(旧柵原町)/風景画/水彩/作品 絵画(風景画)と文 井上晴雄)

※現在、岡山県久米郡美咲町(旧柵原町)にある、柵原ふれあい鉱山公園内に、片上鉄道の車両が保存されている。
■中国地方の観光情報

絵画「 湯郷温泉 ゆ~らぎ橋 鷺の大噴水のライトアップ(岡山県美作市) 」(絵画と文 井上晴雄)


湯郷温泉「ゆ~らぎ橋鷺の大噴水」のライトアップ[岡山県美作市)

                      絵画 井上晴雄

湯郷温泉「ゆ~らぎ橋 鷺の大噴水」のライトアップ/岡山県 美作市/絵 井上晴雄(いのうえはるお)
 岡山県の湯郷温泉は静かな山あいにひっそり湯けむりを立てている温泉地だ。その起源は古く平安時代、円仁法師が西国巡礼の折に、白鷺が足の傷を温泉で癒しているのを発見したことに由来する。それから1200余年の年月が流れ、いつしか湯郷温泉は「白鷺の湯」とも呼ばれるようになった。

温泉街の南端には、そんな白鷺にちなんだ名所がある。湯郷地区外縁を流れる吉野川に架かる「ゆ~らぎ橋」の大噴水だ。指定された各時刻(※)になると、橋の中央部から約20分間噴水が勢いよく噴き上がる。その高さは歩道橋から約15m、幅は約27mにも及び、ちょうど白鷺が羽を広げたような形をしている。

山の端に陽が吸い込まれると、大噴水ではライトアップがはじまる。噴き上がる水には赤、青、黄色を基調にした鮮やかな光が投射され、澄んだ川面にその姿が幻想的に映しだされるのだ。まるで真珠色の白鷺が羽ばたいているかのように美しい光景である。

※「ゆ~らぎ橋鷺の大噴水」が噴き上がる時間
10時~、12時~、14時~、15時~、16時~、17時~、18時~、
19時~、20時~、△21時~(△夏季のみ)

※「ゆ~らぎ橋鷺の大噴水」がライトアップされる時間
(夏期)19時~、20時~、21時~
(冬季)17時~、18時~、19時~、20時~
(噴水は約20分間。天候や季節によって変更あり)

(※当絵画の原画は、岡山県美作市にある湯郷温泉の「湯郷温泉観光案内所」内にてご観賞いただけます)

絵画「瀬戸大橋と夕陽~鷲羽山にて~」(岡山県倉敷市) 絵と文 井上晴雄

絵画「瀬戸大橋と鷲羽山」

「瀬戸大橋と夕陽(鷲羽山にて」)」(岡山県倉敷市)                             絵画と文 井上晴雄 

 先日、JR瀬戸大橋線児島駅からバスに揺られ、夕陽の名所として知られる岡山県の鷲羽山に足を運んだ。夕刻まで空は雲で覆われていたものの、第二展望台に上ると、雲の切れ間から西陽が差し込み、海は茜色に染まりはじめた。沖に目を遣ると、雄大な瀬戸大橋と塩飽諸島のシルエットがくっきりと浮かびあがっている。そのダイナミックな光景に圧倒され筆を執った。輝く潮の流れには、ゆっくりと漁船が行き交い、まるでときが止まってしまったかのようだ。

(絵画「瀬戸大橋と夕陽~鷲羽山にて~」(岡山県倉敷市) /作品 絵と文 井上晴雄)

→地図(岡山県 鷲羽山)

絵画「関門海峡の夜景」 山口県下関市     絵と文 井上晴雄

「関門海峡の夜景」(~下関から北九州へとつづくまちあかり~)                                                      

                                    

黒く茂る木々の隙間から、星屑のようなまち明かりが広がった。紫色に染まる空の下には、雄大な関門海峡大橋が座り、その上には、絶え間なく車が行き交っていた。海峡には、ゆっくり往来する一艘の船。海岸に沿って埠頭の灯りが点滅し、下関の市街地の背後には、北九州市の明かりが横たわっている。こんな夜遅い時間なのにまちは動いていた。    人間の一生は、街の歴史からしたら短くはかない。ただそんななかでも、ひとつでも多くの感動を積み重ねて生きていきたいと思う。

絵画「関門海峡の夜景」

(山口県 下関市/「関門海峡の夜」 /作品 絵画と文 井上晴雄/夜景鑑賞士(夜景検定)/風景)

→地図(山口県 下関)

井上晴雄の絵画を使った銘菓「黒豆ラングドシャ」好評発売中です

井上晴雄の絵画を使った銘菓「黒豆ラングドシャ」好評発売中です

井上晴雄の絵画「黒豆畑と青空」が 、チョコレート菓子「黒豆ラングドシャ」のパッケージになりました。黒豆の粉をまぶしたビスケット風の生地に、ほんのり甘いミルクチョコレートが入っているお菓子です。

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お菓子のフタを開けたら、内パッケージに印刷されている当絵画が現れるようになっています。黒豆畑の風景を描いた絵画を眺めながら、お菓子の美味しさをゆっくりと味わっていただければという、思いを込めています。

以下、「黒豆ラングドシャ」を販売している実店舗です(2013年7月現在)





・荒湯観光センター(新温泉町 土産屋)
・株式会社井筒屋(新温泉町・旅館)
・株式会社朝野屋(新温泉町・旅館)
・但馬牧場公園(新温泉町・施設)
・ハートイン福知山(京都府福知山市・キヨスク)
・株式会社ドライブインやくの(京都府福知山市・ドライブイン)
・株式会社フレッシュあさご(兵庫県朝来市・道の駅)
・株式会社HOTEL KOSHO(兵庫県豊岡市・ホテル)
・ドライブインやまがた屋(京都府・ドライブイン)

   (以上 敬称略)

通販はこちら>>全国のお土産・手土産大集合!黒豆ラングドシャ(16枚)【のし・包装不可】

(販売元)但馬寿 遊月亭

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  • 1998.07.17

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