金色の風(絵画/海のある風景)

Akatuki1 西に傾く陽に包まれて 

沖の島々は 霞がかった

いつしか 金色の風が 天空から舞い降り

まるで ときを止める魔法をかけるように 

海面を なではじめた 


      「金色の風」         絵画と文:井上晴雄。

 やさしい風に誘われ、深い眠りに落ちているうちに、いつしか空と海は、金色に染まっていた。一艘の舟がまばゆい光のなかに、静かに消えていった。まるで、遠く過ぎ去ったあの日の夢の続きを見ているような心地よさだった。こんな美しい風景を見せてくれた自然に、思わず手を合わせた。
 自然は人間に、無償の恵みを与えてくれる。しかし、世界を見渡すと、自然を壊す動きが絶えることがない。私たちは、太陽の光があるから、水を飲めるから、空気を吸えるから生きることができるというのに。
 人間は、文明を進化させるうちに、いつしか、自然のなかに生かされているという視点を忘れてしまったように思う。海や川や山を敬愛し、あらゆるものに感謝しながら日々を送る大切さを。

(絵画と文:井上晴雄./風景/絵画/F8号/2007年5月制作)

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「しまなみの夕景」(絵画/海のある風景)

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  「今治の夕暮れ」 2007年9月制作

 「社会に出て、よう泣いちょったが、ふるさとの海を眺めるたびに、また頑張ろうと思うてな」。 道すがら、旅人からそんな話を耳にしてから、数年後、彼女の出身地である愛媛県今治市に足を運ぶ機会が訪れた。
 広島県尾道市と愛媛県今治市を結ぶ、しまなみ海道。それを渡り、今治市沿岸部に広がる織田ヶ浜に降り立つと、沖には、先ほど通ってきた芸予諸島の島影が、うっすらと浮かび上がっていた。
 気がつくと、太陽は西に傾き、空は、錦色に染まっていた。風は凪ぎ、透きとおった波がキラキラと輝きながら、静かに押し寄せてくる。いつしか私の心は、あたたかい緋色に染まっていた。
 人の心には、思い出という宝石の数々がある。ただ、大人になり、毎日を忙しく過ごすうちに、いつしか、それらを思い出すことをやめてしまう。そればかりか、目先の損得や地位名誉に目が眩み、次第に心は枯渇していく。心が疲れたとき、少しばかり足を止めてみたい。そして、少年少女だったあの頃の想い出に浸ってみたい。
 海はあたたかく、どこまでもやさしかった。いつのことだったか、遠く過ぎ去った日に見た、あの日の夕陽とどこか似ていて、懐かしさのあまり、涙した。

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夏の夕暮れ(絵画/海のある風景)

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大きな太陽が沈んでいく


 人は ときに過去にとらわれ
 未来に不安を持ってしまう

でも 一番大切なのは 今このとき
人生で二度とない っ瞬間を
 じっくりと味わって生きていきたい

(F8号  2007年6月制作 絵画/海のある風景)

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瀬戸内の朝陽


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 漆黒の半島に、朝陽が昇った 

海面いっぱいに広がる眩い光を受けながら

長い闇の中から開ける未来は 

こんなに美しいものなのかと思った

(絵:井上晴雄/水彩画/F8号/2006年制作)

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・「今治・織田が浜の夕暮れ」

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(F50号/水彩画/2006年制作)


「今治・織田が浜の夕暮れ」作品説明

松林の暗がりをおりてゆくと、夕陽が西の空を茜色に焦がしながら、ゆっくりと水平線に落ちようとしていた。砂浜は、まるで星屑のように光り、静かな波がキラキラと輝きながら、浜辺に打ち寄せていた。波が静かにひき、沖にしまなみの島々がかすみゆく・・。

その光景を見たとき、遠い日に見た夕日をふと思い出した。小さい子供だった頃、日が暮れるのを忘れて遊んだ。野山を探検して見上げた秋の空は、ただただ美しかった

 人生には、かけがえのないひとときがある。一生をかけても、二度と訪れることのない貴重なときがある。すべては一生に一度の奇跡。日々の出来事をしっかりと心に刻みながら、たくさんの思い出を大切に、生きていきたい

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「夏の岬にて」

 「夏の岬にて」 水彩F6号 絵と文:井上晴雄 鏡のような海の沖に、一艘の小舟がゆっくり横切っていきます。潮風が岬をやさしく包み込んでいました。心がすっと晴れわたりました。<a href="http://haruo-inoue.tea-nifty.com/photos/post/photo_2.jpg">(☆言葉入りポストカード→)http://haruo-inoue.tea-nifty.com/photos/post/photo_2.jpgkonpekiseto

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「瀬戸内旅情」

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島の高台に駆けあがると
海と空が
  真っ赤に燃えていた

  あたたかい光は
  金色の波となって
  私の心に 打ち寄せてきた

(絵:井上晴雄/水彩画/F8号)


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「夕暮れの樹」 作品説明

凍てつく寒さが真近に迫った晩秋の日、私は斑鳩の山里を
ひとりぼっちで歩いていた。先ほどまで広がっていた曇天は、
陽が西に傾くにつれて、いつしか茜色に染まっていた。ハイキング客
たちの賑やかな声も何処かへ消え、しんと静まり返ったさびしい山道。

雲の切れ間から光が差し込み、立ち枯れた木々が濃い陰影をつくり
だしていた。「私も急いで帰ろう。」
家路につこうとして、ふと、道端にそびえる樫の大木を見あげると、
葉を落とした木々の枝の合間に、寄り添う烏の姿が目に飛び込んできた。
陽が射す方向に体を向けたまま、微動だにしない二羽の烏。何故か心が
惹きつけられた。

急いで帰ることはない。この美しい夕暮れのひとときを共に
味わってから帰ろう。咄嗟にそう思った。これから厳しい冬が到来する
かもしれない。でもこんな温かいひとときは今この瞬間でしかないものだ。

                 2005年冬  井上晴雄

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「雪山の汽車」B3 絵:井上晴雄
深い雪山を飲み込むように、汽笛と轟音を立て山を駆け抜けた汽車は、今は何処へ走っていってしまったのだろう?<

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「虹色の海」F8号 絵と文:井上晴雄
小さな感傷に誘われて訪れた、早朝の海。鉛色の空から、陽が昇り、海面は虹色に輝きはじめました。  (☆言葉入りポストカード→)http://haruo-inoue.tea-nifty.com/photos/post/photo_1.jpg

  

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