絵画「学校(小豆島・岬の分教場の風景/香川県小豆郡) 絵と文 井上晴雄

絵画「小豆島/岬の分教場」学校」(小豆島 岬の分教場)        絵画 井上晴雄小豆島は、瀬戸内海に浮かぶ、ちいさな島である。壷井栄氏の小説「二十四の瞳」の舞台ともなった学校「岬の分教場」までは、小豆島の南端にある安田から一本道。

自転車で緑のトンネルを抜けていくと、次第に、視界に海がひらけてくる。紺碧の海を眺めながら、岬の突端を目指してひた走ってゆくと、オリーブの葉が静かにそよぎ、陽があたたかく海面を照らしていた。

岬の分教場は、海のすぐ傍に現存していた。昔ながらの木造の校舎。建物の中に入ると、暗がりのなかに、黒光りする廊下がしんと静まりかえり続いていた。

ガラガラと、重たい扉を開けて教室に入ると、窓から差し込む、やわらかな光のなかに、古びた椅子と机が並ぶ光景が目に飛び込んできた。

                        (絵と文 井上晴雄「学校」~小豆島 岬の分教場」)

漱石が描いた小説の世界を味わえる、伊予鉄道の「坊っちゃん列車」 (愛媛県松山市)絵と文 井上晴雄 

漱石が描いた小説の世界を味わえる、伊予鉄道の「坊っちゃん列車」 (愛媛県松山市)   絵と文 井上晴雄

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数年ぶりに松山に訪れた。松山は愛媛県中部に位置する歴史漂うまち。その一角には日本三古湯のひとつに数えられる道後温泉が湧く。道後温泉にはさまざまな文人墨客が訪れたとされるが、そのひとりに文豪・夏目漱石がいた。漱石は明治28年(1895年)に愛媛県尋常中学校の英語教師として松山に赴任し1年余滞在。その後、そのときの体験をもとに小説「坊っちゃん」を執筆した。

道後温泉の中心部には、そんな漱石が足繁く通ったとされる公衆浴場の道後温泉本館が立つ。振鷺閣と呼ばれる望楼を構える木造三層楼の建物である。花崗岩でできた浴槽にはすべすべした無色透明の湯があふれ、身体を芯から温めてくれる。

道後温泉本館から土産屋が軒を連ねる商店街を抜けていくと、伊予鉄道の道後温泉駅が見えてくる。道後温泉駅は明治時代の旧駅舎を再現した木造二階建てで、そのレトロな雰囲気がいい。時刻表を見ると「坊っちゃん列車」がもうすぐ入線してくるとのこと。急遽乗車してみることにした。

坊っちゃん列車は明治時代から昭和初期にかけて活躍した蒸気機関車をモデルに復元された列車。小説「坊っちゃん」には次のような記述がある。「乗り込んでみるとマッチ箱のような汽車だ。ごろごろと五分ばかり動いたと思ったら、もう降りなければならない」

しばらくすると、幅2mほどの客車を2両連結させた小さな機関車がホームに入線してきた。まさしく漱石の「マッチ箱のような汽車」という表現にぴったりの車両だ。乗客たちが乗り込むと、汽笛をあげて坊っちゃん列車は道後温泉駅を出発。

客車は床も座席も板張りだ。スピードが遅くてしかもガタガタ揺れる。しかしこれが何とも味わい深い。やがて坊っちゃん列車は市内の繁華街へ。商店が連なる大街道を過ぎると松山城の堀端を走る。松山城は勝山山頂に立派な天守閣を構える平山城だ。愛媛県庁や松山市役所を過ぎ南堀端から南へしばらく走ると終点の松山市駅に到着した。

 (伊予鉄道坊っちゃん列車と道後温泉駅 絵と文 井上晴雄/『旅の眼120号』掲載)

絵画「線路のある風景」  絵と文:井上晴雄

 「線路のある光景」                             絵と文 井上晴雄. 私は、ローカル線の旅が好きである。なかでも、急がずのんびりとした旅に惹かれる。鉄橋を渡り、トンネルを抜け、海が開け・・そんな万華鏡のように移り変わる窓外の風景に、魅了されてやまないのだ。そこには、延々とつづく「線路の光景」がついてまわる。レールの先を眺めているうちに、「この先にはどんな風景が待っているのだろう?」「山の向こうにはどんなまちが広がっているのだろう?」などと、さまざまなな想像が駆け巡る。ローカル線の多くは、山や川に沿って曲がっているため、線路の遥か先を見ることができない。しかし、前に進んでいけば、新しい風景が開けてくる。ローカル線の旅は、どこか私たちの人生と似ているような気がしてならない。

絵画「線路のある風景」

             現代の社会では、指定された目的地に、いかに速く最短ルートで到達できるかを求められがちだ。それは悪いことではない。しかし、ときには立ち止まってみたり、途中下車したり、或いは、他人と違った目的地を掲げてもいいのではないかと思うことがある。いかに模範的に生きるかどうかよりも、大切なのは、「今この瞬間」の出来事をいかに楽しみ、レールの先に何を見るかではないかと思うからだ。 線路には夢をつくりだす力がある。まだ見ぬ未来の光景。それが、一本のレールの先に輝いていて見えたとき、人は心の奥底から幸せを感じるのかもしれない。二度と繰り返されない、人生という旅。一瞬一瞬の光景に、胸ときめかせて生きていきたいと思う。 (風景/線路のある風景/作品:絵と文 井上晴雄/2009年6月制作)

絵画「黒潮の夜明け」  絵と文:井上晴雄

絵画「黒潮の夜明け」/風景


高くそびえる黒潮の向こうから 輝く朝陽が差し込んだ

人生は一度きり 

 過ぎゆく一日一日に感謝して

  一分一秒 大切に過ごしたい

「黒潮の夜明け」絵画と文:井上晴雄。
         
 季節は初冬。私は南国に向かうフェリーに揺られて
いた。寒々とした突風が甲板に吹きつけ、船は、
海のなかに今にも飲み込まれるかのように揺れていた。
どこまでも深い暗闇に激しい水しぶきが立ちあがり、
身震いがした。ただ、そのときを待った。
 明朝、東の空がかすかに藍色に染まってきた。
そのときだった。水平線上から、突然、光が射し込んだ
まばゆいばかりの朝陽は、またたく間に空気を溶かし、天空を錦色に
染めあげた。うねる波はくっきりと姿を現わし、滑らか
にキラキラと輝きはじめた。待ちに待った朝がやって
きたのだ。
 人生には 絶望の縁に立たされることもある。辛さや
悲しさに打ちひしがれることもある。しかしそんなとき
も、舵をこぎづつけ、ときを待てば 必ず陽は上がって
くる。明るい夜明けは、必ずやってくる。

(作品 絵と文:井上晴雄./F8号/2007年6月制作/絵画 海のある風景)

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絵画「鳥の旅」(鳥のいる風景)  絵と文:井上晴雄

絵画「鳥の旅」/風景 どんなに苦しくても
 どんなに辛くても
 鳥ははばたきつづける

山の向こうに
光の島があると信じているから
 願いを持ち信を貫き通せば
どんな遠いところへも行けるはず
  鳥はそれを知っているから
  今日もはばたきつづける

(作品: F4号  2007年7月制作/絵と文:井上晴雄 鳥のいる風景)

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夏の夕暮れ(絵画/海のある風景)

絵画「夏の夕暮れ」/風景絵の具を滲ませたような海に
大きな太陽が沈んでいく


 人は ときに過去にとらわれ
 未来に不安を持ってしまう

でも 一番大切なのは 今このとき
人生で二度とない っ瞬間を
 じっくりと味わって生きていきたい

(F8号  2007年6月制作 絵画/海のある風景)

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小麦畑とローカル線(絵画/鉄道のある風景)

絵画「小麦畑とローカル線」/風景
小麦畑を割って ちいさな電車が走る
そんな風景に憧れて 旅に出た

窓を開けて みどりの風をの音をきく
それだけで うれしかった

 喜びながら生きる
 それが旅というものかもしれない

(F4号  2007年6月制作 絵画 鉄道のある風景)

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井上晴雄の絵画を使った銘菓「黒豆ラングドシャ」好評発売中です

井上晴雄の絵画を使った銘菓「黒豆ラングドシャ」好評発売中です

井上晴雄の絵画「黒豆畑と青空」が 、チョコレート菓子「黒豆ラングドシャ」のパッケージになりました。黒豆の粉をまぶしたビスケット風の生地に、ほんのり甘いミルクチョコレートが入っているお菓子です。

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お菓子のフタを開けたら、内パッケージに印刷されている当絵画が現れるようになっています。黒豆畑の風景を描いた絵画を眺めながら、お菓子の美味しさをゆっくりと味わっていただければという、思いを込めています。

以下、「黒豆ラングドシャ」を販売している実店舗です(2013年7月現在)





・荒湯観光センター(新温泉町 土産屋)
・株式会社井筒屋(新温泉町・旅館)
・株式会社朝野屋(新温泉町・旅館)
・但馬牧場公園(新温泉町・施設)
・ハートイン福知山(京都府福知山市・キヨスク)
・株式会社ドライブインやくの(京都府福知山市・ドライブイン)
・株式会社フレッシュあさご(兵庫県朝来市・道の駅)
・株式会社HOTEL KOSHO(兵庫県豊岡市・ホテル)
・ドライブインやまがた屋(京都府・ドライブイン)

   (以上 敬称略)

通販はこちら>>全国のお土産・手土産大集合!黒豆ラングドシャ(16枚)【のし・包装不可】

(販売元)但馬寿 遊月亭

絵画「春の海」 絵と文:井上晴雄

絵画「春の海」/風景 うぐいすのさえずりに包まれた 南予の岬

 
 沖に向かうフェリーの船影が

 甘い春の香りのなかに

消えていく

(絵と文:井上晴雄./水彩画/F4号/作品 2007年2月制作)

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お台場の夜景名所×井上晴雄絵画

お台場にあるテレコムセンター」21階展望台は「日本夜景遺産」に登録されている東京随一の夜景名所。展望台内では 展望台内では井上晴雄による絵画作品の一部をご覧いただけます。お台場観光の折にはぜひご来館ください

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(展望台入場料)大人500円・子供300円
(休み)月曜(月曜が休日の日は営業、翌営業日休)
(営業時間)15~21時(土日は11~21時)※最終入場は20:30
(アクセス)新交通ゆりかもめ「テレコムセンター駅」直結(新橋駅から約20分) 
(場所)東京都江東区青海2丁目5-10テレコムセンター 地図はこちら 

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