絵画「テレコムセンター展望台の初日の出」(東京都江東区) 絵と文:井上晴雄

「テレコムセンター展望台の初日の出」(東京都江東区)

テレコムセンター展望台 初日の出観覧(2017年元旦)のお知らせ

北風が吹き底冷えした元旦の早朝、私は、テレコムセンター展望台にて
「初日の出」のときを待っていた。いつしか窓外は、漆黒の闇から、淡い群青色へと変化していた。月や星々が、空のなかにぼんやりと次第に霞んでゆく。

絵画「テレコムセンター展望台(お台場<br />
の初日の出」


 鳥の声がどこからか、かすかに聞こえたかと思ったときだった。はるか東の空から一条の光が射しこんできた。その光はまたたく間に、広々した空を駆けあがり、天地をまぶしく照らしだした。静まりかえっていた東京湾の海面は、それを反射してキラキラと輝きはじめる。館内に集まった人々は、一斉に歓声をあげた。

すべてが感謝と喜びに変わっていく元旦の朝。テレコムセンター展望台にて、幸せと感動に包まれた一年の幕が、ゆっくりとひらいていく。 

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☆ テレコムセンタ展望台×井上晴雄絵画  

 →地図(お台場 テレコムセンター)                    
 

※テレコムセンター展望台は毎年、元旦(1月1日)の早朝に特別開館する(5:00頃~)。毎年、1000人近い人々が、お台場随一の「初日の出」の鑑賞しに同展望台に訪れる/入場料大人800円、子供500円/収容人数に制限あり/年によって変更になることもあり。詳細はお問い合わせください

絵画「テレコムセンター展望台の夕景」 ~夕陽に染まる、船の科学館と品川のまち~/東京都江東区 絵と文:井上晴雄

 「テレコムセンター展望台の夕景」
~夕陽に染まる、船の科学館と品川のまち~東京都江東区

                                            絵と文 井上晴雄

 西日がビルの屋根から射した夕刻、テレコムセンター展望台から西の方角の視界は茜色に染まっていった。眼下には「船の科学館」(※1)のシルエットが浮かびあがり、穏やかな東京湾の先には、品川のまちなみ(※2)が、夕焼け空の下に霞みながら広がっていた。物音ひとつしない静かな夕暮れ空と海の色彩が深みを帯びるにつれ、東京湾の沿岸には、品川埠頭(※3)のナトリウム灯の明かりが輝きはじめた。
夕陽に染まる「船の科学館」と「品川埠頭」(テレコムセンター展望台から眺める夕景/絵と文 井上晴雄)
(※1)「船の科学館」・・船や海運にまつわる資料を展示している博物館。(平成24年1月現在)リニューアル準備のため、本館での展示は休止中だが、南極観測船宗谷など、屋外展示物などは展示中。

(※2)品川は、首都圏を代表する交通の要所であり、高層ビル群が立ち並ぶ。近代的なまちなみには、歴史の一面も垣間見られる。たとえば、赤穂義士が眠る泉岳寺や、東海道の宿場として栄えた品川宿のあった界隈などだ。「泉岳寺」は慶長17年(1612年)、徳川家康が建てた寺。境内には赤穂浪士四十七士の墓所があり、本堂には大石内蔵助の守り本尊も納められている。「品川宿」は、東海道五十三次の一番目の宿場として江戸時代に栄えた。当時は千住宿(日光街道・奥州街道)、板橋宿(中山道)、内藤新宿(甲州街道)と並び江戸四宿に数えられていた。現在では、北品川から鈴ケ森までの約4kmに、江戸時代と変わらぬ道幅が「旧東海道」として残るなど、当時の面影もまちの随所に見られる。
 

(※3)「品川埠頭」 
品川埠頭は、昭和24年(1949年)に東京湾修築5カ年計画によりつくられた埠頭である。品川外貿埠頭(延長570m)、品川内貿埠頭(延長475m)、コンテナ埠頭(延長555m)から成る。コンテナ埠頭は、昭和42年(1967年)に、日本で初めてフルコンテナ船が寄港した埠頭としても知られ、中国、韓国、東南アジアといった近海航路の物資を扱っている。品川埠頭の取り扱い品目は、主に、機械類、海産物、パルプ、砂糖など。

 

絵画「瀬戸大橋と夕陽~鷲羽山にて~」(岡山県倉敷市) 絵と文 井上晴雄

絵画「瀬戸大橋と鷲羽山」

「瀬戸大橋と夕陽(鷲羽山にて」)」(岡山県倉敷市)                             絵画と文 井上晴雄 

 先日、JR瀬戸大橋線児島駅からバスに揺られ、夕陽の名所として知られる岡山県の鷲羽山に足を運んだ。夕刻まで空は雲で覆われていたものの、第二展望台に上ると、雲の切れ間から西陽が差し込み、海は茜色に染まりはじめた。沖に目を遣ると、雄大な瀬戸大橋と塩飽諸島のシルエットがくっきりと浮かびあがっている。そのダイナミックな光景に圧倒され筆を執った。輝く潮の流れには、ゆっくりと漁船が行き交い、まるでときが止まってしまったかのようだ。

(絵画「瀬戸大橋と夕陽~鷲羽山にて~」(岡山県倉敷市) /作品 絵と文 井上晴雄)

→地図(岡山県 鷲羽山)

絵画 「雪のプラットホーム」         絵と文 井上晴雄

 雪の舞い散る日、山間のまちへ向かう列車に乗り込んだ。三両編成のディーゼルカーは、ガタンゴトンと軽やかに線路を軋ませながら、なだらかな盆地をひた走っていく。窓外には、うっすらと雪化粧をした田畑と、残雪の山並み。勾配が上がるにつれて、次第に雪が深くなってくる。トンネルを抜けると、エメラルドグリーンの色を呈した湖が広がった。山裾には民家がしがみつき、湖面に静かに映りだしていた。
絵画「雪のプラットホーム/風景」

ちいさな谷間の駅で列車を降りた。朝から吹雪いたそうで、随分冷え込んでいる。 ふと、プラットホームに目を遣ると、雪のなかに、ひとりの老婆がポツンと立っているのが目に飛び込んできた。都会に向かう家族を見送っているのだろうか。いつまでもいつまでも、レールの先を眺める彼女の姿が印象に残った。

 粉雪はいつしかボタン雪に変わり、レールの先に遠ざっていく列車の影は、みるみるうちに、白銀の世界と同化されていった。

(2009年1月制作/雪のプラットホーム/F8号/風景/絵画と文 井上晴雄./風景絵画)

絵画 「東京の夜景」         絵と文  井上晴雄

絵画「東京の夜景」

                                               
                                                                                 
   私が初めて東京に行ったのは10年ほど前のことになる。そのときの東京の印象は華やかそのものだった。縦横無尽に広がる高層ビルの林、政治、文化、科学などが集積している首都。言葉なくして心躍った。
 ただ、それから、東京の印象が少しずつ変わっていくのを感じた。これだけたくさんの人がまちに行き交っているのに、どこか寂しい・・。

 

 戦後、日本は急速に科学技術や経済を発展させ、高度なものをつくりあげてきた。数字の上では、日本は豊かさを獲得し、先進国の仲間入りをした。しかし、メディアでは見えないところで、生き甲斐を失った若者が路頭に迷っていたり、自殺者数が増加の一途を辿るなど、どこか歪が生じているのも分かってきた。
  そろそろ、「心の豊かさ」を取り戻す時代に入ったのではないかと思う。生産性や効率性を重んじつつも、昔ながらのアナログなもの、たとえば家族や友人とのコミュニケーション、隣人どおしの助け合いなども大切にしていきたい。
  
  ガラス窓越しに、光の渦が視界いっぱいに広がった。無数にきらめく東京の夜景に、しんしんと真白な雪が舞い降りていく。世界中の人々に、幸せの雪が降り積もることを願いキャンバスに向かった。

(2008年12月制作/F10号/「東京の雪」/夜景鑑賞士(夜景検定)/絵画と文 井上晴雄)

絵画「岬の朝日」  絵と文:井上晴雄

絵画「岬の朝陽」/風景 

「岬の朝陽」

               絵と文 井上晴雄。

 岬の先に、朝陽が昇った 

海面いっぱいに広がる眩い光を受けながら

長い闇の中から開ける未来は 

こんなに美しいものなのかと思った

(絵画と文/朝陽/海//井上晴雄 絵画 作品集/作品 風景)

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絵画「新たな旅が始まる」(絵画/鳥や昆虫の風景) 絵と文:井上晴雄

絵画「新たな旅がはじまる」/風景

静まり返った大地に

 輝く朝陽が顔を出した

何もかもが生命を帯びる感動の瞬間 

私も 新たな旅を
 またはじめようと思った

「新たな旅がはじまる」 絵画と文:井上晴雄。  

長い夜が過ぎ去り、峻険な山々に囲まれた小さな村にも、朝がやってきた。眩いばかりの光は、瞬く間に、深い暗闇に沈んだ村を、あたたかく包み込んだ。ふ と上空を仰ぐと、そこには、東の空を掠め飛ぶ一羽の鳥の姿があった。その羽ばたきは、あまりに力強く、心に響くものがあった。  鳥は、道しるべもないこの厳しい夜を休まずに飛び続けていたに違いない。寒く凍りついた空をたった一羽で。  生きていると、先が見えない暗闇に埋没したり、ときには立ち直れないような悲しい出来事もある。しかし、無心になって前に進んでいれば、必ず夜明けのと きがくる。夜が長く厳しいものであるほど、明るく美しい朝がやってくるように思う。 私も、また新たな旅をはじめようと思った。

(絵画と文:井上晴雄./F8号/風景の絵画/2007年制作)

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井上晴雄の絵画を使った銘菓「黒豆ラングドシャ」好評発売中です

井上晴雄の絵画を使った銘菓「黒豆ラングドシャ」好評発売中です

井上晴雄の絵画「黒豆畑と青空」が 、チョコレート菓子「黒豆ラングドシャ」のパッケージになりました。黒豆の粉をまぶしたビスケット風の生地に、ほんのり甘いミルクチョコレートが入っているお菓子です。

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お菓子のフタを開けたら、内パッケージに印刷されている当絵画が現れるようになっています。黒豆畑の風景を描いた絵画を眺めながら、お菓子の美味しさをゆっくりと味わっていただければという、思いを込めています。

以下、「黒豆ラングドシャ」を販売している実店舗です(2013年7月現在)





・荒湯観光センター(新温泉町 土産屋)
・株式会社井筒屋(新温泉町・旅館)
・株式会社朝野屋(新温泉町・旅館)
・但馬牧場公園(新温泉町・施設)
・ハートイン福知山(京都府福知山市・キヨスク)
・株式会社ドライブインやくの(京都府福知山市・ドライブイン)
・株式会社フレッシュあさご(兵庫県朝来市・道の駅)
・株式会社HOTEL KOSHO(兵庫県豊岡市・ホテル)
・ドライブインやまがた屋(京都府・ドライブイン)

   (以上 敬称略)

通販はこちら>>全国のお土産・手土産大集合!黒豆ラングドシャ(16枚)【のし・包装不可】

(販売元)但馬寿 遊月亭

お台場の夜景名所×井上晴雄絵画

お台場にあるテレコムセンター」21階展望台は「日本夜景遺産」に登録されている東京随一の夜景名所。展望台内では 展望台内では井上晴雄による絵画作品の一部をご覧いただけます。お台場観光の折にはぜひご来館ください

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(展望台入場料)大人500円・子供300円
(休み)月曜(月曜が休日の日は営業、翌営業日休)
(営業時間)15~21時(土日は11~21時)※最終入場は20:30
(アクセス)新交通ゆりかもめ「テレコムセンター駅」直結(新橋駅から約20分) 
(場所)東京都江東区青海2丁目5-10テレコムセンター 地図はこちら 

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