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「渓谷の朝」
絵と文 井上晴雄.
兵庫県揖保川の上流は、ゴロゴロとした岩場がつづく深い山のなかだった。瀬音が、渓谷に絶え間なく響きわたり、そこにはエメラルドグリーンに澄んだ水が、白い飛沫をあげながら流れていた。
陽が昇るにつれ、渓谷に、朝陽が差し込みはじめた。やわらかな光が川面を照らし、万物の生命が躍動しはじめる
途方もなく長いときをかけて磨かれた、自然界の姿。寸分の狂いもなく、到底、人間では及びつきそうにない神秘的な空間。風が吹けば、木々がなびき、水はただ、一心に海に向かって流れていく。
そこには、一切の欲もない。
私たちは、自然に育まれそのなかで学ぶことが多くあるものだ。そのリズムのなかに身を任せながら 社会に善をもたらす人になりたいと思った。
(2008年制作/「渓谷の朝」/ハリマ農協(兵庫県一宮町)所蔵/絵と文 井上晴雄.)
「山村の朝」 絵と文 井上晴雄
深い山々に囲まれた過疎の村。山道脇に横たわる数棟の廃屋のトタンは、剥げ落ち、屋根には苔が生えている。既に人の気配はない。 しかし、そんな寂しい集落にも、朝がやってきた。木々の隙間から差し込んだ光は、あたたかく集落を包み込み、何にも代えがたい美しい空間をつくりだした。<br /><br /> 人間はつい、明るい光のみを追い求めがちである。しかし、光を輝やかせるのは、実は暗がりなのかもしれない。暗がりがあってこそ、光は引き立ち、美しく煌きはじめるのである。<br /> 生きていると、さまざまな苦難や挫折と出会うものだ。とても辛いことである。しかし、それらがあるからこそ、小さな幸せを、大きな幸せとして心に留めることができるような気もする。
光も闇、それらは共存してこそはじめて生きてくるものだ。だから、どんな未来が到来しようとも、それをありがたく受け止め、前向きに生きていきたいと思う。
(絵画と文/2008年11月制作/井上晴雄 絵画 作品集/旅/自然/風景)
| 「井上晴雄 絵画展 INお台場」 |
<お台場の夜景名所「テレコムセンター」(東京都江東区)と「井上晴雄 絵画展」のコラボレートが実現しました>
| ▼作品(絵画)の目次 | ①[北海道] | ②[東北] | ③[甲信越] | ④[関東] | ⑤[東海]Ⅱ _ | ⑤[東海] | ⑥[北陸] | ⑦[近畿]Ⅰ | ⑦[近畿]Ⅱ_ | ⑦[近畿]Ⅲ_ | ⑦[近畿]Ⅳ_ | ⑦[近畿]Ⅴ_ | ⑧[山陽] | ⑧[山陽]Ⅱ_ | ⑨[山陰] | ⑩[四国] | ⑪[瀬戸内海] | ⑪[瀬戸内海]Ⅱ_ | ⑫[九州] | ⑬「その他2」_ | ⑬「その他」 | ■「その他」 | ■「夕陽Ⅳ_ | ■「夕陽」Ⅰ | ■「夕陽」Ⅱ_ | ■「夕陽」Ⅲ | ■「夜景」Ⅰ | ■「夜景」Ⅱ | ■「夜景」Ⅲ | ■「夜景」Ⅳ | ■「大地」 | ■「山] | ■「山]Ⅱ_ | ■「山]Ⅲ_ | ■「川」 | ■「川」Ⅱ_ | ■「建築物」 | ■「建築物」Ⅱ_ | ■「建築物」Ⅲ_ | ■「朝陽」Ⅰ | ■「朝陽」Ⅱ_ | ■「朝陽」Ⅲ_ | ■「樹木」 | ■「樹木」Ⅱ_ | ■「海」 | ■「海」②_ | ■「海」③_ | ■「湖沼」 | ■「漁村」 | ■「空」 | ■「空」Ⅱ_ | ■「花」 | ■「花」Ⅱ_ | ■「花火」 | ■「花火」Ⅱ_ | ■「農村」 | ■「農村」②_ | ■「農村」③_ | ■「鉄道」 | ■「離島」 | ■「鳥昆虫」 | ■(その他2) | ■(その他2)Ⅱ_ | ◇「初冬」 | ◇「初夏」 | ◇「初夏」Ⅱ_ | ◇「初夏」Ⅲ_ | ◇「初春」 | ◇「初春」Ⅱ | ◇「初秋」 | ◇「初秋」Ⅱ | ◇井上晴雄 略歴 | ◇季節なし | ◇季節なしⅡ_ | ◇晩冬 | ◇晩冬Ⅱ | ◇晩夏 | ◇晩春 | ◇晩秋 | ◇黒豆ラングドシャ | ◇TOPページ | ◇個展情報 | 「スポーツ報知」 連載コラム | 「スポーツ報知」 連載コラムⅡ | 「北海道新聞」にて | 「旅行作家」 表紙連載 | 「BC札幌」 連載記事 | 「BC札幌」 連載記事Ⅱ | お客様の感想 | テレコムセンター | 全国の観光情報 | 美作三湯