大阪市内夜景(絵画/夜景)
展望台を上りきると
眼下には まるで銀河のように
無数の光がまたたいていた
大阪のまちに これだけたくさんの光が
灯っているとは 知らなかった
あまりの優しい光の数々に 涙した
途方もないときをかけ
人々が積み重ねてきたもの
だからこそ
ここまで美しく光り輝くのだろう
(2007年11月制作/絵画/夜景/F8号)
展望台を上りきると
眼下には まるで銀河のように
無数の光がまたたいていた
大阪のまちに これだけたくさんの光が
灯っているとは 知らなかった
あまりの優しい光の数々に 涙した
途方もないときをかけ
人々が積み重ねてきたもの
だからこそ
ここまで美しく光り輝くのだろう
(2007年11月制作/絵画/夜景/F8号)

「黒豆畑と青空」(2007年11月制作/絵画/農村の風景)
ちいさな集落の一本道を抜けていくと
黒豆畑が
薄緑色に 染まっていた
広い空には 雲が流れ
幸せなときが ゆっくりと過ぎていった
「黒豆畑と青空」<兵庫県宍粟市一宮町の風景>絵画の説明
氷ノ山、三室山、後山といった険しい山々に囲まれた宍粟市。一宮町界隈に入ると、揖保川のせせらぎを覆うように、黒豆畑が一面に広がっていた。
青空には 雲が流れ、どこまでも透きとおっていた。美しい清水、明るい陽光、植物の生命力、大地の香り、素朴な人々・・薄緑色に染まった黒豆の葉は、風に静かに揺れ、キラキラと光り輝いていた。どこまでもゆったりとした幸せなときが、空の彼方に霞んでいく・・・
※黒豆は、ダイズの一種で、黒大豆とも呼ばれている。8月ごろに薄桃色の花が咲き、10月ごろ実をつける。実が黒く色づいた11月中旬~12月上旬頃、収穫される。
ふと足を止めると
霧がかった山からも
野鳥のさえずりや
水の音が聞こえてきた
忙しく過ごしているうちに
いつしか 野山の音に
気づかなくなっていた
(F8号 2007年6月制作/絵画/山のある風景)
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雷鳴のような轟とともに
光のシャワーがまちを包み込んだ
今日は 花火大会の夜
夜空が鮮やかに彩られ
いつしか心が 子供時代にかえっていた
「花火大会の夜」絵画の説明
列車から降りると、花火の打ちあがる音が山々にこだましていた。今日は、待ちに待った花火大会の日。早く花火を見たいと、息を切らせて、音が鳴るほうに走った。しかし、いくら道を辿っても、聳え立つ山は高く、何も見えてこなかった。もう先を急ぐのをやめようとした、そのときだった。岸壁のシルエットの先に、大空に上がる大輪の花
が目に飛び込んできた。「ここまで来て良かった。」心が躍った。
その日から、もう20年近い年月が経つ。しかし、そのとき心に刻まれた感動というものは、忘れることができない。年を重ね、日々を忙しく過ごすようになっても、色あせず輝きつづけている。今日もそんな感動を探して、前に進もうと思う。
(絵画:井上晴雄。/風景/F8号/2007年4月制作)
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若葉の暗がりに
無数のホタルが 飛びかっていた
まるで 星屑が流れるような 静かな初夏の夕べ
(絵画:井上晴雄./風景/F4号)
「ホタルの夕べ」絵画の説明
井上晴雄。
静かな渓流の音にさそわれ、森のなかに入っていくと、暗がりのなか、ポツンポツンとホタルの灯があらわれた。ともったかと思うと消え、消えたかと思うとともる
ちいさな光ひとつひとつが 夜の闇をほのかに滲ませ、まるで星屑のように、森を彩っていた。
かつて日本では、そんな、ホタルの飛び交う光景が、田畑の至るところに見られたという。水はどこまでも澄みきり、まちは、豊かな緑や花々に彩られていた。しかし、近年、そんなホタルの光景はめっきり見られなくなってしまった。工業地帯や住宅地が広がり、田畑や山々は埋められてしまったのだ。
時代の流れとともに、人間は、ものの豊かさを享受してきた。しかし、その一方で、失ってきたものもある。そろそろ、失ったものを取り戻さなければならないのではないだろうか?ホタルが住める美しい川、それもそのひとつであろう。
ちいさな山里が開けていた
澄みきった空気のなか
やわらかく降り注ぐ秋の陽が
収穫どきの田畑を やさしく照らしていた
(絵:井上晴雄./水彩画/F50号/2006年9月制作)
「黒豆の里」
<兵庫県宍粟市一宮町の風景> 解説
兵庫県姫路市から、30kmほど北上したところに、宍粟市一宮町というまちがある。
播磨国一ノ宮である伊和神社を中心に形成され、古くより、黒豆の産地として
知られているまちだ。
ときは晩秋。清流揖保川に沿い、山崎、波賀といったちいさな集落を抜け、木々のトンネルや棚田を縫いながら、山坂道を上っていくと、眼下に、明るい集落が姿を現した。
流れる雲の隙間から、野鳥のさえずりが聞こえてくる。空からは、やわらかい秋の日差しが落ち、収穫どきの田畑をやさしく照らしていた。あまりに美しい光景に、立ち尽くした。
地方のまちに訪れると 都会生活で忘れてしまった何かを ふと思い出すことがある。文明の発展とともに失われた何か。それは、こういった「ふるさと」の光景なのかも
しれない。澄みきった空気、川、太陽、土壌・・
芽を出した苗は、季節が移ろうに従って、葉をつけ、実をつける・・
ここ兵庫県宍粟市一宮町には、私の絵の活動を応援していただいている、株式会社かね善(丹波の黒太郎)様の黒豆畑がある。一宮町の豊かな自然によって育まれた豆は、格別に美味い。豆一粒一粒には、四季の彩と生命の輝きが詰まっている。
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月明かりの中に
桜の花が
咲きこぼれていたl
季節はいつの間にか 春
心のなかに
銀色の砂が
さらさらと 流れた
水彩F4号
「月夜と夜桜」 作品説明
鬱蒼と茂る森の暗がりを抜け、河畔に出ると、やさしい月明かりの下に、
一本の桜が立っていた。雅にしなる枝に、澄んだ花が無数に咲き零れ、
風が吹くたび、それらはひらひらと翻りながら地上に舞い落ちていく。
その様は、まるで夜空が琴の音色を奏でるよう。なんと美しい
春のひとときなんだろう。私の心にも、銀色の砂が曲線を描いて
さらさら流れ落ちるように感じたのだった。
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