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絵画「夕陽に染まる日生の町並みと日生港」 絵と文 井上晴雄

「夕陽に染まる日生の町並みと日生港」 
                                      絵と文 井上晴雄
海に面した瀬戸内地方には夕陽がきれいな地が点在している。
岡山県南東部に位置する岡山県備前市日生もそのひとつ。
日生(ひなせ)という地名は山道から朝陽が美しく見えたという日那志という旧地名に由来していると伝えられている。
岡山県備前市日生に訪れたのは、木々がほんのり秋色に染まりはじめた日。JR山陽本線からJR赤穂線を乗りつぎ20分ほど電車に揺られると、車窓に海が見えてきて日生駅に到着。
日生は日生千軒漁師の町とも称された漁業のまち。牡蠣はじめ魚介類の水揚げが多いことで知られる。港からは小豆島や日生諸島へ向かうフェリーも出港している。
「みなとの見える丘公園からの景色がきれいですよ」
そんな話を観光協会の方から聞いて港の近くに立つ楯越山(たてごえやま)の山頂にある「みなとの見える丘公園」へ向かった。
鬱蒼と生い茂る木々に囲まれた楯越山の遊歩道。山体を巡るようにカーブを描いて延びている。30分ほど登るとアスファルトの道が途切れた。
そこから急な石段をかけ上がると視界がひらけ、空と山々が夕焼け色に染まっているのが見えた。

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潮風に揺れる木々が夕陽を受け、ルビーのように輝きその先に備前市日生町の町並みと港の風景が広がっていた。
すべてを包み込んでくれるようなやさしい光。それを全身で受けながら、ここまで登ってきてよかったなあと思った。
  (夕日に染まる日生の町並み|岡山県備前市日生町| 絵と文 井上晴雄)

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