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美山茅葺きの里の雪景色

「美山かやぶきの里の雪景色」

                      絵と文 井上晴雄

京都府南丹市美山町知井地区に北集落という集落がある。現代では珍しくなった茅葺き屋根を構えた民家が、山麓の傾斜地に連なる。

美山は京の都と若狭をつなぐ鯖街道のほぼ中間に位置したことから、中世には物資や人が行き来していた。茅葺き屋根を構える民家群の建築様式もその影響を受け、丈の高い入母屋造の屋根が特徴的。その多くは江戸時代中期~末期に建てられたものだと伝えられる。

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現在は、、民家群のほか民俗資料館や民宿なども含め茅葺き屋根を構えた建築物38棟が現存。水田や山林を含む集落全体(127.5ha)が国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されている。

1月下旬から2月初旬にかけて現地では「かやぶきの里 雪灯廊」と呼ばれるイベントが催され、茅葺き屋根の民家群がライトアップ。花灯篭によるやさしいあかりが風景に華を添えていた。

日本の原風景ともいえる、茅葺き屋根の民家が連なる里山風景。心を和ませてくれるゆったりした時の流れを味わっていると、天空からボタン雪が舞いはじめ視界を白く染めていきった。

(美山かやぶきの里の雪景色 絵と文 井上晴雄)

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