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「ふるさとに咲く桜」 

    「ふるさとに咲く桜」                     絵と文 井上晴雄 

日本列島に桜前線が北上中である。どこか花見に出かけてみようと思い、先日、生まれ故郷に久しぶりに訪れた。 すると、小さいころよく歩いた桜並木に桜が花開き始めていた。可憐な花々を見上げながら人々がにこやかに過ごしている。そんな風景を見て心が温かくなった。

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桜といえば、小さい頃は、亡き母が毎日散歩に連れて行ってくれて、桜並木をくぐりながらいろいろな草花の名前を教えてくれたことを思い出す。

桜の木々は何も語らないが、そこには生命の躍動が溢れているのを感じとっていた。

じっと寒い冬を過ごし、毎年変わらず美しい花を咲かせている。子供心ながら、そんな桜のような大人になりたいなと思っていた。

そういった過ぎ去りし昔の出来事をなつかしく思い出しながら、枝に咲いている桜の花々を絵に描いた。

歳月が流れると、街並みも人も変わっていく。そこには寂しさもあるが、ふるさとの桜は当時と何変わらぬ姿でやさしく迎えてくれた。

    (ふるさとに咲く桜」絵 井上晴雄)

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