旅人の疲れをいやす白銀の湯「関金温泉」
旅人の疲れをいやす白銀の湯「関金温泉」
絵と文 井上晴雄
JR山陰本線倉吉駅からバスに40分ほど揺られると関金温泉に到着。閑静な山あいにひっそりと湯けむりが上がっている。西方はるかに大山を望み、渓流に沿ってつづく温泉街には湯治場の風情が色濃く残る。
関金温泉は約1250年前に、僧行基によって開湯。
江戸時代には作州街道の宿場町・関金宿の一角にある湯場として、関所を越える旅人たちの疲れを癒してきた。
無色透明のその湯は白銀の光沢の美しさに似ていることから、古来より「白銀の湯」と称されてきた。
世界有数のラジウム含有量を誇ることでも知られ、神経痛、皮膚病、動脈硬化など幅広く効き目があるとされる。
(関金温泉 DATA)
(アクセス)
鉄道・バス:JR山陰本線倉吉駅から日交バスで約35分
車:中国自動車道「落合JCT」ー米子自動車道「湯原IC」より車で約25分
(旅館)
(日帰り入浴施設)
・「せきがね湯命館」・「倉吉市国民宿舎 グリーンスコーレせきがね」・「関の湯共同浴場」