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絵画「学校(小豆島・岬の分教場の風景/香川県小豆郡) 絵と文 井上晴雄

絵画「小豆島/岬の分教場」学校」(小豆島 岬の分教場)        絵画 井上晴雄小豆島は、瀬戸内海に浮かぶ、ちいさな島である。壷井栄氏の小説「二十四の瞳」の舞台ともなった学校「岬の分教場」までは、小豆島の南端にある安田から一本道。

自転車で緑のトンネルを抜けていくと、次第に、視界に海がひらけてくる。紺碧の海を眺めながら、岬の突端を目指してひた走ってゆくと、オリーブの葉が静かにそよぎ、陽があたたかく海面を照らしていた。

岬の分教場は、海のすぐ傍に現存していた。昔ながらの木造の校舎。建物の中に入ると、暗がりのなかに、黒光りする廊下がしんと静まりかえり続いていた。

ガラガラと、重たい扉を開けて教室に入ると、窓から差し込む、やわらかな光のなかに、古びた椅子と机が並ぶ光景が目に飛び込んできた。

                        (絵と文 井上晴雄「学校」~小豆島 岬の分教場」)

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