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絵画「湯原温泉 砂湯のある風景」

 「湯原温泉 砂湯のある風景」

           絵と文 井上晴雄

 

JR姫新線の中国勝山駅で鉄道からバスに乗換え、美作街道を40分ほど走ると湯原温泉にたどり着いた。湯原温泉に訪れた季節は春。山桜がやさしい風に吹かれて可憐に花を散らし、新緑の山々には山鳥がさえずっていた。

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湯原温泉は、岡山県北部の山間部に湧く温泉地である。湯郷温泉、奥津温泉と並び「美作三湯」のひとつに数えられ、15ある源泉から湧き出る温泉は毎分60リットル以上と湯量豊富。

 

旭川に沿って続く湯原温泉の温泉街には、古風な湯宿がひさしを重ね、ガラス工房、射的場など湯治場として栄えた往時の雰囲気が残されている。

 

温泉街を抜けていくと、その先には堤高73.5mを誇る湯原ダムが姿を現す。その直下には、湯けむりがふわふわと山々に立ち上っている。旭川の河原につくられた混浴の露天風呂「砂湯」である。

 

「砂湯」は足元湧出温泉であり、湯船の底にある小石や砂利を噴き上げながら、温泉がこんこんと湧きでている。空気を介さず肌にふれるだけに湯の鮮度はきわめていい。蒜山高原を発し中国山地の山あいを流れる旭川の澄んだせせらぎの音も心地よく、心がほっとする。

 

湯原温泉の露天風呂「砂湯」は、その公共性や周辺環境などが評価され、全国露天風呂番付で「西の横綱」にランク。その湯に浸かるため、今日も全国津々浦々からたくさんの湯客が湯原温泉に訪れている。

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