月明かりの中に
桜の花が
咲きこぼれていたl
季節はいつの間にか 春
心のなかに
銀色の砂が
さらさらと 流れた
水彩F4号

「月夜と夜桜」 作品説明
鬱蒼と茂る森の暗がりを抜け、河畔に出ると、やさしい月明かりの下に、
一本の桜が立っていた。雅にしなる枝に、澄んだ花が無数に咲き零れ、
風が吹くたび、それらはひらひらと翻りながら地上に舞い落ちていく。
その様は、まるで夜空が琴の音色を奏でるよう。なんと美しい
春のひとときなんだろう。私の心にも、銀色の砂が曲線を描いて
さらさら流れ落ちるように感じたのだった。